地元の魅力
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福井県/日本を代表する戦国時代の遺跡「一乗谷朝倉氏遺跡」

2011/09/13

いま福井県といえば、朝倉氏遺跡です。朝倉氏は、あの戦国時代に100年もの長いあいだ越前を支配してきました。そこでは当時、10000人もの人が賑やかに暮らしていました。京都から公家や文化人などを迎えて、華やかな文化を開花させていました。

しかし1573年、織田信長の越前侵攻によって、朝倉氏は敗れました。朝倉義景は一乗谷から逃げるときに町に火を放ち、3日3晩のあいだ一乗谷は燃えたといわれています。

この一乗谷朝倉氏遺跡は、福井市の南東部に位置します。一乗川がつくった谷の中にあります。一乗川の上流には、あの佐々木小次郎がツバメ返しを編み出したという、伝説の一乗滝もあります。この一乗滝には、毎年夏になると多くの家族連れがおとずれて、滝に打たれたり川遊びをしたりします。

私たち家族も3度、この滝をおとずれたことがあります。もちろん夏は清流が涼やかで心地よいのですが、春や秋も新緑や紅葉がとてもきれいで見ごたえがあります。

朝倉氏遺跡は、戦前までは、唐門や庭園の跡がわずかに見えるだけでした。しかし1971年に、278ヘクタールもの広大な土地が国の特別史跡に指定され、発掘調査が進められました。この大規模な発掘によって、全国で初めて、16世紀当時の有数な城下町の全容があきらかになってきたのです。

一乗谷というのは、滝があるくらいですから、かなりの山間です。そんなことろに、しかも戦国時代に、10000人もの人が住んでいたということに、私はまず驚きました。今もそのまま残っている唐門などの一乗谷朝倉氏居館跡。そして復元された武家屋敷や町屋などは見ごたえたっぷりです。

我が家の家族は、どこへ出掛けるときも必ずお弁当を持っていきます。でも朝早くに起きて、色んなおかずを作るという訳ではありません。おにぎりとお湯とカップヌードル。またはホースノンと鍋とインスタントラーメンを持って、車に乗り込むのです。

河原で鍋を囲んで家族でインスタントラーメンを食べるのは、とても楽しいものです。それから食費を浮かせた分、資料館や史跡巡りにお金をかけて、遠い昔へ思いを巡らせるのです。

ライタープロフィール

キイチロウ/男性/50代/福井県在住/ごく普通の仕事をしていて、ごく普通の考え方をする、ごく普通の趣味を持った、ごく普通の外見の人間です。ただ他の人よりも少しだけ、人間ウォッチングに優れていると自分では思っています。