死ぬかと思った話
これはやばい…本気で死ぬかと思った話を紹介します。

一刻も早く陸へ上がりた〜い

2014/03/05

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北海道へ旅行へ行った時のことです。行きは、船で優雅に卓球をしたり、大きなお風呂に入ったり、お食事をしたりと楽しい30時間ほどの旅でした。

北海道へついてからも、車で各名所を行き巡り、おいしいものも食べ、旅行を満喫しました。そしていろいろなお菓子や、食べ物を買い込み帰りの船へ乗船。28時間の楽しい最後の旅が待っています。

部屋に入ってからテレビをつけ、くつろぎ始めたころ・・・何やらアナウンスの声がします。どうせ案内だろうと思い初めは気に留めていませんでした。しかし、何度も流れるので、何気なくアナウンスを聞くと「船が揺れる可能性がありますので、酔い止めなどをご用意ください」とのこと。

行きにあんなアナウンスあったかしら?と思いつつ、それでも楽しい旅を疑っていませんでした。そして陸を離れて少し経つと・・・。机の上のコップや本は右に左に動き、最後は床へズドンと落ちるし、小さな棚の扉は開いたり閉まったり止めどもなく動きます。

何かにしがみつかなければ立つこともできません。もちろん素人の私は、立っていても、座っていても船酔い以外ありません。仕方なく寝ころがると布団ごとズズ〜ッ、ズズ〜ッとすべるではありませんか!

ここまで来たら、笑うしかない。「ハッハッハッ」とカラ笑いしたところで、気分は悪くなるばかり。でも気分が悪くなっても、トイレにも行けません。もうひたすら到着するのを待つのみです。窓をみると波しぶきが、ザブーン、ザブーンとかかります。ここって3階のハズなんだけどなあ、とモウロウとした頭で考えます。

まさかタイタニックみたいに転覆しないよね?早く陸へあがりた〜い。と、ひたすら時間が経つのを待ち続け、朝日が昇るころ、かなり揺れは収まりました。あと数時間で着くぞ、と思い、やっとの思いでトイレへ。

そこで目にしたのは・・・ただ今北海道付近という看板。

えっ?何で?北海道を出発したはずがどうして、まだ北海道?ほとんど進んでないってこと?

そう、あまりの嵐で船は海上でたたずんでいたのでした。乗船する前に止めてくれていれば、あんな苦しい思いをしなくてすんだのに。それから、さらに20時間以上船に乗り続けなければなりませんでした。

それでも無事到着したときには、「これも一つの思いでよね」と少し心に余裕をとりもどしていたのでした。

ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。

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