人生最高の瞬間
今まで生きてきた中で最高だったときはどんなとき?人生最高の瞬間を紹介します。

共に励ましあえる仲間と過ごした時間

2014/01/27

人の幸福とは、お金で測れるものではありません。人とのつながりによって、幸福だと感じるものだともいいます。そして「受けるより与える方が幸福である」という言葉もありますように、人は誰かに何かをしてあげることにより、幸福感を感じることができるのだと思います。

私は、自分で生活できるだけの最低限のお金は稼ぎ,自活をしつつその他の時間は人のために使うとき、幸せだと感じます。もちろん、いろいろな事情により、そして年齢を重ねるごとに、思いっきりできる時間は限られてきます。ですから、若いとき、やりたいことをやりたいだけできた時というのは、最高の時とも言えます。

ある期間私は、アルバイトをしつつ生計をたて、残りの時間は他の人のために時間を費やしました。ある時は、日本語を話せない残留孤児の人たちのためにボランティアで通訳をしたりしました。また、ある時は精神面で助けが必要な人に、私ができる方法で助けを差し伸べたりすることに時間を費やしました。

一日が終わって体は疲れているのですが、そういった人たちが目を輝かせ感謝をしてくれたとき、そして、どうして私がその人のために尽くしたいかが分かってもらえた時、とても幸福でした。

そして、その時期、私と同じように人を助けたいと思っている仲間がいました。同じ目標に向かってがんばっていました。そういった仲間を見ると、とても励まされました。また、時にはそういった仲間と共に遊びに行ったりもしました。

競い合うこともなく、お互いを認めあい、ともに励ましあうことができました。若いからこそできたこともいろいろありました。もちろん、みんないろいろな問題を抱えてもいました。でも、みんな幸福感、充実感に満たされていました。

仕事にやりがいを感じる人もいます。そしてそれが成功したと感じるとき、人生の最高の瞬間だと思う人もいます。でも私は、こんな自分の生活パターンに満足し、人とのつながりからも感情的に満たされた時、そんな時間が私にとっては最高のひと時だったと思います。

ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。