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高校生活の締めくくりに嬉しい勲章!
2010/11/08
私が通っていた高校はとにかく授業が多い学校でした。朝は7時40分から1限目の前に0限目という授業があったり高3になると8限目の補習の時間があったり、夏休み、冬休みも3分の2は補習で学校に行っていました(テストに落第したかたらではなく全員なのです)。ちまたでは「半殺し」と言われるほど授業が多いことで有名な高校でした。しかも私は1時間半ほどかけてJRで通っていたので朝6時過ぎには家を出ていました。冬場などは日の出前に家を出て日没後に帰宅するなんていう毎日でした。
そんな勉強勉強ばかりに見える高校生活でしたが、初めてホームステイを体験したり、修学旅行で中国の高校生と交流したり、普段は友達と夢や恋愛について語ったりと自分自身ではとても有意義に過ごしていたと思います。
卒業後の進路は四年制大学へ進み好きな英語や世界のことを勉強したいと思っていたので希望に合う大学をいくつか決めて受験勉強に励んでいました。
そして満を持して受けたセンター試験。得意の英語は得点が伸びたものの自分が納得するものではありませんでした。さらに文系でありながら国語の点数が悪く第一志望校は厳しくなってしまいました。
担任と面談をした結果第二志望の大学の二次試験を受けることになりました。しかし合格の確立は半々で担任に賭けだと言われました。でも私はどうしてもその大学を受けたかったのでもう後には引けないという気持ちで二次試験の勉強に全力を注ぎました。二次試験は小論文のみ。当時は大学試験に小論文が出題されるようになって間もなかったので対策本も少なく試行錯誤で勉強しました。試験当日はとにかく必死にこれまでやってきたことを出し切るように思い切り書きました。合格発表までの1週間はとても長く感じました。そして結果は…送られてきたレタックスに自分の受験番号を見つけたとたん、涙があふれました。隣で見守っていてくれた祖父母も喜んでくれて、祖父からは「この喜びを忘れないように」と言われてその言葉を噛みしめました。このとき自分の努力が報われた喜びで最高の気分でした。
さらに嬉しかったのは卒業のときに県の教育委員会から努力賞を頂いたことでした。3年生400人のうちで10人だけがもらえる賞です。家が遠いながら1日も休まず通いまじめに取り組んだ結果…かもしれませんがなんで私が?と今でも不思議に思います。高校生活を締めくくるありがたいことでこのとき頑張ってきて良かったと心から思いました。
ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。