- 人生最悪の瞬間
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充実のホームステイが一転…
2010/10/25
私は以前1年間カナダに留学していました。そのとき最初の5カ月間はホームステイでした。ホームステイはホストファミリーによって当たり外れがあると言われますが、私の場合はシングルマザーのお母さんと12歳の男の子、3歳の女の子の3人家族の家で、お母さんは元英語の先生で世界を旅することが好き、日本大好きという人でとても社交的だったこともあり話が合って恵まれていました。できればカナダ留学中はずっとここでお世話になりたいなと思うようになり、ホストマザーにもそのことを伝えるとぜひそうして欲しいと喜んでくれました。
こんな風に順調にホームステイをして5カ月経ったときでした。ある日私のパソコンの上にカバーとしてかけてあったバンダナが無くなったのです。部屋やバッグの中などどこを探しても見つかりませんでした。バンダナ自体は別になくてもいいものだったのですが部屋から物が無くなったことがどうも気になってそのことをホストマザーに話しました。ホストマザーはもしかして泥棒が入ってたら大変と言ってこれからは戸締りをしっかりしようという話になりました。それから10日ほど経った頃、私が外出から帰ってくるとホストマザーと男の子が座って話をしていました。2人がいるテーブルの上にはなんと私のバンダナが!気まずそうな2人の表情を見てどういうことか分かりました。バンダナを盗んでいたのは男の子だったのです。私はとにかくがっかりした気持ちでいっぱいになりました。物がどうこうということではありません。ホームステイはお互いの信頼関係が一番重要。それがこのことで崩れてしまったのです。私はすごく悲しいという気持ちとこういうことはしないで欲しいと彼に伝えました。実はホームステイを始めて2カ月くらいの頃にも私のものが無くなっていることがありました。でもそのときは自分がどこかに忘れてきたかもしれないと思ったので特に家族に話していませんでした。それも今考えると彼が… 1度このようなことが起きると相手を信じられなくなってしまいます。そんな気持ちでひとつ屋根の下生活を共にするのは私にはできないと思いホームステイを辞めることを決めたのです。その後ホームステイを出るまで2週間ほどありましたがその間この家に居るのが苦痛でした。
ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。