死ぬかと思った話
これはやばい…本気で死ぬかと思った話を紹介します。

調子に乗ってやりすぎた!

2011/07/29

それは私が小学校四年生だった時のことです。
私の担任の先生は「子ども会」と言う会を作っており、放課後に希望者を郊外学習…と言うと聞こえがいいですが、みんなで一緒に遊びに行こうと言う会を作っていました。先生だけで多くの子供を引率する事は難しいので、参加者の母親数人も一緒に引率として参加していました。

その日は、私の地元駅から電車で4つ位行った所にある大きな公園に行きました。その公園の敷地内には民家園があり、まずそこを見学し体験学習をしました。その後、公園で自由に遊んでいました。その公園は、遊具があるような公園ではなく、自然を生かした作りになっています。小高い山の上に木々がしげり、芝生の上を走り回ったりする事ができました。

その小高い丘に少し急な斜面がありました。その急な斜面を走って降りると言う遊びを誰からとも無く始めました。最初のうちはおっかなびっくりでしたが、だんだん慣れてくると「友達より先におりてやる」と調子にのって競争を始めるようになりました。

私もこれでもかと言う位の全速力で丘を走りおりた所、途中に大きな穴があったのです。運悪くその穴にはまり、胸を強く打ってしまいました。声を発するつもりはないのに「あ〜〜〜」と言う声が口から漏れ出しました。息を吸おうとしているのに息が吸えません。

その日はたまたま私の母親が引率として来ていたので、友達が急いで私の母を呼びに行ったようでした。私は痛いと言うより、苦しくて声を出したくないのに声が出るのも怖くてどうしていいかわかりませんでした。母は私が私自身を思うより心配していた事でしょう。

私にはとても長い時間に感じましたが、恐らくそれは1分かそれより短い程度でおさまりました。幸いに、大きな怪我もなく大事には至りませんでしたが、息が吸いたいのに吸えない・声を出したくないのに声が出ると言う状態には自分がどうにかなってしまうのではないか?ととても不安でした。

ライタープロフィール

ツカサさん/女性/年齢:30代/東京都在住、読書、ゲーム、音楽鑑賞、パソコンいじりが好きで、行列と人ごみが苦手なインドア派です。ひとまずなんでも疑ってみる性格で、理屈っぽいと良く言われます。