プレッシャー克服法
プレッシャーに耐えられないときどうしてる?みんなスプレッシャー克服法を紹介します。

私の方がまだまし

2011/07/28

私は子供の頃から目立ちたがり屋でした。学芸会でも舞台にあがる役を自ら希望したりしていましたし、おそらく他の人と比べると人前に出るときにそれほど緊張を感じないタイプなのではないかと思います。高校生以降はバンドを組んでおり、ライブもかなりな数やっていたのですが、時間に追われてあせってしまってやらなくてはいけないことを忘れてしまったという記憶があります。その時は多かれ少なかれ緊張していたのでしょう。とはいえ緊張して右手と右足が一緒に出てしまうほどガチガチになってしまったという記憶はありません。

以前一緒にバンドをやっていたメンバーが、ライブの前に緊張でガチガチになっているのがわかりました。そのメンバーは手に持っていた輪ゴムを奇声とともに床に投げつけました。私やその他のメンバーはその姿を見てとてもおかしくなってしまって大声で笑いました。その笑いに誘われて、ガチガチになってしまったメンバーも緊張が少しはほぐれたようでした。

私もちょっとは緊張していましたが、おそらく他のメンバーの中には私よりは緊張していた人がいると思います。でも、自分よりもっと緊張している人がいておかしな行動をしたということによって、自分の方がまだましだと思えたのではないかと思いますし、一番緊張していた人のおかしな行動によって起こった笑いでさらにみんなの緊張がほぐれたと思います。

このときの経験をもとに、人前に出るとき以外でもちょっと緊張しているなと感じたときは自分よりももっとひどく緊張している人がいるんじゃないか?と探すようにしています。人の不幸を笑うというと趣味が悪いですが、自分の方がまだましだと思うことができるとちょっとだけでも安心することができるからです。自分より余裕がある人がいると思うと不安になりますが、自分より余裕がない人をみたらちょっと安心するのではないでしょうか?そのターゲットになった人には悪いですが、自分の心を安定させるためにも、心のなかで「この人よりはましだ」とつぶやくといいのではないか?と思います。

ライタープロフィール

ツカサさん/女性/年齢:30代/東京都在住、読書、ゲーム、音楽鑑賞、パソコンいじりが好きで、行列と人ごみが苦手なインドア派です。ひとまずなんでも疑ってみる性格で、理屈っぽいと良く言われます。