- 人生最高の瞬間
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棚からぼたもち!
2011/05/10
私はあるオンラインゲームをやっています。そのゲームでは定期的に戦争の時間があります。基本的には特定エリアにある陣地をとりあう形です。もちろんその陣地を守るための防衛側、奪おうとする攻撃側で戦いがおこります。
ゲームによりルールは戦術は異なるとは思いますが、やはり強いキャラクターを持っている人が多い方が有利です。私はあまり人数の居ないグループに属していたので、その陣地をとると言うよりは、お祭りのようにその戦争に参加していました。
現実の世界でもよくある事ですが、人が一定数集まりグループが出来ると、派閥のようなものができます。それはオンラインゲームの世界でも同じです。自分の仲間が嫌がらせをうけたとか言う事もあれば、単なるやっかみのような感情もあり、それらが正しいかどうかは別として、同じ感情をもつ人たちが徒党を組むことはよくあります。
私たちも、同じグループが嫌いと言う人に協力するため戦争に参加をしていました。自分たちは戦力としてはさほど役には立ちませんが、その戦争を楽しもうと参加していました。
あるグループの協力をするために、ある陣地を攻めていたら、どことも共闘せず独自の戦いをしているグループが現れました。そのグループは強いキャラクターを持った人が多く、そのゲームをやっている人たちの間では有名なグループでした。
彼らもどうやら私たちの敵を攻めようとやってきたらしく、どんどん敵をなぎ倒して行きました。敵の敵は味方とばかり、敵への攻撃は彼らにまかせ、私たちは陣地を落とす攻撃へと回りました。
ルールでは陣地が最終的に落ちた時の攻撃を与えた人が所属するグループがその陣地を取る事になっていました。共闘している他のグループの方が人数も多いし、まさか自分の所がその陣地を落とすとは思っていなかったのですが、最終的に攻撃をいれたのがどうやら私のグループだったらしく、私たちが落としてしまいました。助けているつもりが、奪い取るような形になってしまい、共闘している人には平謝り…。しかし共闘していたグループでは文句を言うどころか大うけしていたらしいです。
偶然がいくつか重なって陣地を保有する事になりましたが、そんな偶然は二度起こるはずもなく、次回の戦争ではあっさりとりかえされてしまいましたが。
ツカサさん/女性/年齢:30代/東京都在住、読書、ゲーム、音楽鑑賞、パソコンいじりが好きで、行列と人ごみが苦手なインドア派です。ひとまずなんでも疑ってみる性格で、理屈っぽいと良く言われます。