死ぬかと思った話
これはやばい…本気で死ぬかと思った話を紹介します。

死ぬ覚悟をしたことがあります

2012/04/20

今までに一度だけ、死ぬ覚悟をしたことがあります。約3年前、以前から気になっていた足の裏にできたマメのようなものが出血するようになったので、皮膚科の診察を受けました。「どうせ、魚の目のようなものだから、薬を塗れば治るだろう」と、軽い気持ちでいました。

その病院は、職場の近くにある個人病院でした。そこで、ショッキングなことを言われました。医者は、深刻そうな顔をしながら、「悪性腫瘍の可能性があります。大学病院で精密検査を受けてください。」と言いました。

ショックを受けた私は、「悪性である可能性はどれくらいですか?」と聞きました。医者は、「良性の可能性がないわけではない。」というような感じで答えました。

家に帰った後、ショックを受けながらも冷静になって、これからどうすべきか考えました。まず、「生き延びるために、よい医者に見てもらわなければいけない。複数の医者に見てもらった方がよい。」と思い、インターネットで評判のよい医者を調べました。全国から何人かの名医をピックアプして、診察を受けようと考えました。

次に、不幸にも死ぬことになった場合、家族のためにやれることは何かを考えました。保険金が、自分が望む人に入るにはどうすればよいかということを、まず考えました。「家族のために死ぬ」という、第二次世界大戦末期の特攻隊の気持ちが、少しはわかったような気がしました。

一週間後、大学病院で生体検査を受けました。皮膚組織を一部切り取って、調べるというものです。検査の結果がわかるのは一週間後でしたが、それを待っている間、食事が喉を通らなくなるほど心配でした。検査から一週間後、ドキドキしながら大学病院に行きました。いよいよ診察です。そこで言われたのは、「良性腫瘍です。悪癖の心配はありません。」という言葉でした。その後、病状について説明を受けましたが、安心感で浮ついていたのか、何を言われたのか、後に全く覚えていませんでした。

このような経験は、二度としたくないものです。

ライタープロフィール

ソウさん/男性/年齢:40代/徳島県在住/理系の学部を卒業後、システムエンジニア等の仕事を経て、法律系の資格にチャレンジするも合格できず。現在、ウェブ制作や輸入ビジネス関連の起業をしようと目論んでいます。飲み歩きや食べ歩き、街をブラブラしたり、隠れた名所を探索すのが大好きです。総合格闘技や沖縄空手、ヨガにも興味があります。波乱万丈の人生を送ってきたせいか、他人と違う視点で物事を見ることが多いです。