死ぬかと思った話
これはやばい…本気で死ぬかと思った話を紹介します。

危機一髪!カニっこビーズの恐怖

2010/10/22

私は昔から、一般的に見てとても好奇心の多い子供だったと思います。
穴があれば頭を突っ込み、触れるものは触ってみる。写真を見返すと常に両膝は赤チンまみれ、傷だらけの幼少時代を過ごしてきました。

そんな私が幼稚園の頃、とてもお気に入りだったものがありました。今でもあるかは定かではありませんが、「カニっこビーズ」と呼ばれていたもの。カニの形をしたプラスチックケースに直径8ミリ程度のビーズがたくさん入ったキットだったのですが、入っている色は色とりどりで、ゴムに通してブレスレットを作ってみたり、気に入った色のビーズを集めてコレクションにしてみたり、友人と交換をしたりと決して私の中だけのブームではなかったように思います。

そして私は昔から一人遊びが得意でした(決して好きだったわけではありませんでしたが)。
お部屋でおもちゃを広げて一人ままごと、お絵かき、ブロック遊び。暇な時間は上手に潰すことができました。
ある日私は自分の部屋でお気に入りのカニっこビーズのケースを出し、いつものようにビーズを取り出して遊んでいました。そしていつも見ていたそのビーズをじっと見つめる、考える・・・。

その直後、何を思ったのか私はそのビーズを鼻の穴に入れたんです。ちょっときつめだけどジャストフィットなサイズ感。
今でもそのときのことを鮮明に覚えていますが、なんであんなことをしてしまったのか・・・。その後は言わずもがな、鼻につまったビーズを取るのに一苦労。鼻の穴に指を入れて取ろうとすると、ビーズがあまりにもフィットしすぎているためどんどん奥に・・・慌てふためく私は大パニックです。穴が開いているため、ヒューヒューと音はたてるもののかろうじて鼻呼吸は可能な状態でした。
大丈夫、いける!落ち着きを取り戻し、ティッシュを手に勢い良く鼻をかみました。私の右鼻の穴に詰まっていたカニっ子ビーズはポンッと可愛い音を立て、無事生還。私も、なんとか無事生還。両親にはその後、こうして生まれた武勇伝を熱く語り続けました。

幼いながらに冷静さを失わなかった私って本当にすごい。あれから20年、すっかり大人になった私ですが、仕事をしていて今最も必要なものってまさにこれです。

それにしても子供って何をしでかすか本当にわからないですね。
あー、死ぬかと思った。

ライタープロフィール

さかさん/女性/年齢:20代/宮城県在住/修行中の新人コピーライター。写真と旅とおしゃれが大好き!愛機はキヤノンの30D。最近は肩こりがカメラの重みに耐え切れず接骨院通いの毎日です。おいしいものを食べてるときと布団でごろごろしているときが至福のとき。ビールと軟骨の唐揚げ、塩ラーメンには目がありません。素敵なカフェも開拓中☆