感動した話
思い出すとジーンとくる…感動した話を紹介します。

入試試験、母が作ってくれたお弁当に感動!

2017/08/18

これは私が中学三年生の受験期の時の話です。母の温かさに感動したエピソードをご紹介致します。

どうしても受かりたい高校があった
中学三年生の時、私にはどうしても受かりたい高校がありました。推薦は落ちてしまったので残るは一般試験しかなく、どうしても受かりたい状況でした。第二希望の高校も決めていましたが、私はどうしても第一志望の高校に行きたかったのです。

親に受験の相談をする事はあまりなかった
学校での成績は逐一母親にも報告していましたが、受験期特有の苦しみや葛藤、勉強法の相談などは家族にしたくなかったので、全て自分一人で解決するか、友人や先生に相談していました。

試験当日、お弁当箱の蓋を開けてびっくり
ついに入試試験当日。一般試験はほぼ一日かかり、午前と午後の部に分かれています。どうにか午前の部が終わり、昼食時間になった時、母が作ってくれたお弁当箱を開けてびっくり。白いご飯の上に、合格の「合」という字が、海苔でつづられていたのです!少し恥ずかしくて、他の人に見られないようにコソコソしてしまいましたが、母の気持ちがとても嬉しかったのを覚えています。私はとにかく誰よりも「受かりたい!」という気持ちが強かったので、気持ちがピリピリしていましたが、このお弁当にはプっと笑ってしまい、心が和みました。

母の愛情に感動
母はこれまでにも何度もお弁当を作ってくれましたが、このような工夫は初めてでした。受験の話を母とする事もあまりなかったので、そんなに応援されていると感じていなかっただけに、このお弁当にはグッときました。今思い返してみても、あれは母の温かな気持ちが詰まったお弁当だったと感じます。当時は自分の事に精いっぱいだったのであまり感謝できませんでしたが、母もあの時私の受験をそっと見守り、陰ながら応援してくれていたのだと思うので、感謝の気持ちでいっぱいです。作るのに少し手間もかかっただろうし、母からの愛情がしっかり伝わってきました。もちろん、試験は無事合格しました!

ライタープロフィール

レイさん/女性/年齢:30代/東京都在住/3度の飯よりコーヒーが好き。