人生最悪の瞬間: 今まで生きてきた中で最悪だったときはどんなとき？人生最悪の瞬間を紹介します。

酔っ払い過ぎて居酒屋に一人取り残される、気分悪くて露天風呂で気絶

2017/04/26

私にとって人生最悪だった時は、お酒を飲み過ぎて心身共に最悪な状態になった時です。お酒で最悪な目にあった人は多いと思いますが、この時の私は恋愛も仕事も人間関係も、とにかく全てうまくいっていなかった時期の出来事なので、まさに最悪なタイミングでした。

○自暴自棄になって飲み過ぎる
とても若い頃の話です。恋愛がうまくいっていなかった時、ちょうど友達と土曜の夜に飲む約束をしていたので、そこでハメをはずしてやろうと、つい自分のキャパを超えて飲み過ぎてしまいました。そしてろれつも回らないのに二件目へ移動。しかし二件目の居酒屋で飲んでいる時、飲み過ぎたせいかあまりにも気分が悪くなってしまい、トイレに駆け込みそこからなかなか出られなくなってしまったんです。ひどい吐き気と睡魔に襲われてしまい、最悪な気分に…！でも私がトイレから出てこない限り、友達に待たせてしまうというのはわかっていたので、トレイに様子を見に来てくれた友達には、もう時間も遅いからと、帰ってもらうようお願いしました。

○居酒屋で最後の迷惑客
さぁ、ここからはもう一人居酒屋です。トイレから何とか出られたものの、まだまだ気持ち悪いのと、眠くてまぶたがくっつきそうなのとで、全く動けず一人で居酒屋の個室で伸びていたんです。ちなみにもう朝の3時になっていて、他のお客さんも当然帰って私一人だけ。3時が閉店の居酒屋だったので、居酒屋の兄ちゃんが何度も呼びに来ますが、私は何度も「わかった」と言いつつ立てずじまい…。本当にあの時は、人生で初めて酔っ払いすぎて動けなかったんです。これでは居酒屋を出ても帰れないと思い、どこかビジネスホテルを探さねばと思いました。でもちょうど土地勘のないエリアに来ていたので、どこにホテルがあるか全くわかりませんでした。そして何を思ったのか、私はお店の人にネットで調べさせたのです。しかもマップをプリントアウトまでさせました。今思うと、居酒屋の兄ちゃんは男子学生さんだったみたいだけれど、本当によく我慢してくれた…！こっちは化粧もとれて化け物みたいな顔して酔っ払い、しかも気持ち悪過ぎて半べそかいてたというのに。それでいてこのへんのホテル調べろー！って…。そして居酒屋からホテルに電話し、空室を確認。連絡がついたのでようやく居酒屋を出る事に。

○温泉でついに倒れる
ホテルのマップを印刷してもらったのはいいものの、私は酔っ払っている上にどうしようもない方向音痴。ホテルの場所がわかるはずないと思い、結局諦めモードに。店員さんの協力も無駄に終わりました。さて、どうするかと途方にくれていましたが、うろついている間に温泉を見つけたんです。しかもやっている！温泉なら宿泊施設じゃなくても始発が出るまでの間いられると思い、入ってみる事に。そこが意外にも広くて立派な入浴場だったのです。しかも露天付き！酔っていなければもっと満喫できただろうに、もったいなかったです。しかし無謀なことに、私はこんな状況でも露天風呂にどうしても入りたくなり、まだ気持ち悪いのに入ってしまったんです。案の定、またひどい吐き気がぶり返してしまい、それに眩暈も加わって頭がグルグル回り始めてしまったんです。あれほど気持ち悪かった事はありません。遊園地のコーヒーカップに乗っているかのように目が回っていました。トイレに逃げ込みたかったのですが、トイレはあいにく離れていて、私はもう一歩も動けない状態。結局私は露天風呂で倒れてしまいました。そこからは記憶が飛びとびですが、どうやら女性従業員が私を救ってくれたようです。本当に最悪な夜でした。その日以来、お酒は控えるようにしています。

ライタープロフィール

レイさん／女性／年齢：30代／東京都在住／3度の飯よりコーヒーが好き。