死ぬかと思った話
これはやばい…本気で死ぬかと思った話を紹介します。

原付だって危険です。夜道の運転には十分注意を!

2018/06/08

私が丁度、二十歳の時の話です。当時学生だった私は夏休みに実家に帰省し、休みの間は近所の本屋でアルバイトをしていました。バイト先には原付バイクで通っていたのですが、ある日のバイト帰り。帰宅したのは夜の12時を過ぎでした。一旦帰宅した後にふと海を見たくなり実家から10分程の海岸に向かって、再び原付バイクを走らせました。

真夜中だったこともありすれ違う車もほとんど無く、鼻歌交じりで軽快に走り海岸まではあっと言う間にたどり着く・・・はずだったのですが・・・。日中の疲れが出たのか海岸入り口への最後のカーブに差し掛かった所で軽い眠気に襲われ、次の瞬間空中を飛んでいる自分がいました。その直後に激しい衝撃を感じたのですが、何が起きたか全くわからず、目についた白いガードレールに本能のみで向かっていました。

状況が良く理解できないまま、なんとかガードレールを超え道路に出ると、そこは街灯も無く真っ暗な景色。体に起きている異変のみ感じ、たまに通りかかる車に両手を振って助けを求めたのですが、たまに通る車は私を避けるように走りさっていきました。

そんな中、一台の軽自動車が止まり「今、救急車を呼んだからしっかりしろ!」と声をかけてくれました。私はそこで意識を失いました。次に目が覚めた時に見た光景は、まさに映画「ロボコップ」で主人公が見たような景色でした。病院のベッドで寝ている私を、皆が上から覗き込んでいる景色。そこで初めて、自分がバイクで事故をして、顔面骨折をしていることを知りました。

幸い脳には異常が無く、眼球も位置がずれたが傷は無かったので、骨と傷の外科的処置のみで済みました。看護師さんに鏡を借りて包帯の下にある自分の顔を見た時には、とてつもないショックを受けました。顔の右上部分は、黒い糸で数十針も縫われた跡。骨も砕けたので形も酷い。正直、もう社会復帰はできないな・・・と心の底で思いました。

しかし、医学の世界は凄いもので、その後砕けた骨はセラミックやシリコンで補ってくれて、無事に人の前に出られる状態まで回復することができました。

この時は自分一人の怪我で終わりましたが、交通事故は自分自身のみならず、他の人の人生まで傷つける可能性があります。皆さんも、たかが原付だからと馬鹿にせず、常日頃から安全運転を心がけてくださいね!

ライタープロフィール

ぷれちゃん/男性/年齢:40代/千葉県在住/アメリカの学校を卒業後、日本に帰国し営業職を経てIT業界に転職。システム開発やWeb開発を経験して、現在は熱血システム講師をしています。とにかく好奇心旺盛で、大好きな車に乗りながら、日本各地に温泉グルメドライブしています。