失敗体験談
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パパへの信頼急転直下

2018/06/04

私は仕事柄パソコンやスマホ、タブレット等に触れることが多いので、嫌でもそれなりに最新知識が入ってきます。元々、若い頃からパソコンを始めテレビやゲーム、その他各種電子機器には興味があり、新製品が発表されるとすぐにお店に見に行ってたくらいです。

当然、家庭内の電機製品の困りごとは全て私に回ってきます。家電を新しくしたら、その設置や各種設定。パソコンを使っている時に出る原因不明のエラー対処も頼まれます。娘の目から見てパパは何でもできる「凄いパパ」という意識を持っているようで、何か困ったことがあると、気軽に相談してくれます。

しかし、魔の日は突然やってきました。ある日、私と娘の使っていたスマホを、新しいスマホに機種変しました。端末が新しくなるのに合わせ液晶保護のガラスも張り替える必要があり、自分と娘用の2枚を購入。

まずは自分の端末に、新しい保護ガラスを慎重に貼り付けます。ズレも無く、ゴミや気泡も見当たらない完璧な状態で貼り付け完了。それを見て「お〜!」と感動する娘。その時は丁度別件の用事があり、娘の分の貼り付けはできかったので「ママに頼んでやってもらいなよ」と娘に言うと、「やだー。だってママ下手だもん。パパの方が上手だからパパやって」との返事。嬉しいですねー。娘からのパパへの熱い信頼を感じます。

急いで別件用事を終わらせ、いざ娘の分に取り掛かりました。まず液晶部分に仮で貼られていたシートを剥がしてテーブルに置き、次に液晶の埃を丁寧にふき取りました。そして保護ガラスを慎重に液晶部分にゆっくり合わせます。隣で熱い視線を送ってくる娘。「心なしか緊張」・・と、その時、私の手元からツルっと保護ガラスが・・。

「あッ!!」

やっちゃいました。保護ガラスは重力に引き寄せられて床に。しかも、見事に粘着面が下向きに。あわてて拾いあげ粘着面を見ると、ゴミがベッタリ。突然の緊急事態に困り、とりあえず仮で貼ってあったシートを戻そうとテーブルに手を伸ばしたのですが、慌てていたのでそのシートに手があたり、仮のシートまで床に・・。しかも粘着面を下にして。

当然、隣で見ていた娘の目は冷ややか。あれ程熱かったパパへの信頼が一気に無くなったことは一目瞭然でした。結局、娘は再度購入したガラスを自分で貼っていました。娘よ。ゴメンよー。これからパパは、もっともっと頑張るからね。だから、これからもいっぱいパパを頼ってね。

ライタープロフィール

ぷれちゃん/男性/年齢:40代/千葉県在住/アメリカの学校を卒業後、日本に帰国し営業職を経てIT業界に転職。システム開発やWeb開発を経験して、現在は熱血システム講師をしています。とにかく好奇心旺盛で、大好きな車に乗りながら、日本各地に温泉グルメドライブしています。