私の生きるとは
生きるとは?…生きることについて、みんなの思いを紹介します。

私にとって「生きるとは」

2018/05/22

ふと気づけば、自分の周りで出会う人達が、自分よりも年下のことが多くなりました。自分自身では、まだまだ若くて気持ちは二十歳の頃から変わっていないと思っていますが、現実は違います。身体の節々が痛かったり、物が見づらくなったりと・・・。昔、自分が思い描いていた「おじいちゃん」現象が、正に自分の身に起こってくるとは夢にも思いませんでした。

この齢になって初めて、「生きる」という意味をじっくりと考えるようになりました。若い頃は、何も考えずにただ我武者羅に、目の前にあることに向かって日々を過ごしてきていました。当然、その時その時では、喜んだり悲しんだり。時には悩んだり。色々なことがありました。

苦しくてどん底を味わうような、しなくていい経験も数多くありました。でも、良くも悪くも、経験してきたこと全てが、今の自分なんだと改めて感じることが多いです。今は主に「講師」という人に物事を教える仕事をやっていますが、今まで自分が見てきた物、やってきた事、感じてきた事。そして成功したこと、失敗したこと、歓喜したこと、号泣したこと。・・・その経験全てが今の仕事の糧になっています。

私の母の口癖は「人生無駄なことなんて無い」でした。若い頃には、その意味など全く考えず、ただ聞き流していましたが、今になってようやくその意味を深く実感しています。失敗したから初めてわかることもあるし、成功したからこそ得られる経験もあります。

今では、母の口癖をさも自分の言葉のように、講義の中でも使ってます(笑)私が今まで学んできたこと、経験してきたことを少しでも次の世代に伝えて、その世代を育てていくことが、今の私の仕事だと思っています。

私にとって「生きる」とは、「今」一瞬一瞬をしっかり見て学んで、考えること。そして、人生とは、その一瞬一瞬の連続で得られたことを、次の世代の人々にきちんと伝えていくこと。私はそう思います。

今という時は、皆が平等に与えられた貴重な時間です。だから英語では「今」を、present(プレゼント)というのかもしれませんね。

ライタープロフィール

ぷれちゃん/男性/年齢:40代/千葉県在住/アメリカの学校を卒業後、日本に帰国し営業職を経てIT業界に転職。システム開発やWeb開発を経験して、現在は熱血システム講師をしています。とにかく好奇心旺盛で、大好きな車に乗りながら、日本各地に温泉グルメドライブしています。