ちょっとした幸せ
これがあるから生きていける!みんなのちょっとした幸せを教えて!。

私にとっての、ちょっとした幸せ

2010/04/03

たとえば、「血液型占いの記事を書く」といった仕事(ライターの仕事をしています)を受けたら、さまざまなサイトを参考にするだけでなく、血液型占いの本も何冊か買い込みます。でも、実は、私自身は血液型占いにはほとんど興味がないので、仕事が終わったら、古書店に売りに行きます。そんな新しい本なら、ブックオフとかですね。

けれど、もっと愛着があって、何年か手元に置いといたけれど、もうスペースもないし……。という本は、手垢がついてたり、カバーの色が焼けてたりするので、昔ながらの古書店に持っていきます。外見より中身で判断してくれるので。ブックオフなら10円にもならないような本でも、「あ、これはいい本ですね」と、それでも100円ぐらいの値段がついたりします。

もちろん、10円より100円のほうがうれしいけど、「いい本」だとわかってくれる人がいることが、ちょっとした幸せの1つです。

で、その100円を軍資金のたしにして、書店に寄って、本当に自分の読みたい本を買って、1杯ずつたててくれるコーヒー店でその本を読むのは、ちょっとした――というより、これはもう至福のとき。近ごろは、そんなに本も買えないし、ついコストを比較して、コーヒーもマックかドトールにすることが多いので。

昔、図書館で読んで、「ほしいなぁ」と思ったけれど、絶版になっていた本とずっとずっと後になって古書店で再会するのも、ちょっとした幸せを感じるとき。

もちろん、いつも本を抱いて喜んでいるわけではなく、豚の角煮がおいしくしあがったとか、ジーンズのサイズが1サイズダウンしたとか、女ひとりで入れるバーを近くで見つけたとか、スーパーのお惣菜が「半額」になってたとか、思わぬ人から「あのときはお世話になりました」とお礼をいわれたとか、「ふふふっ」なことは、けっこうころがっているのです。

ライタープロフィール

オオタクーミンさん/女性/東京在住、もしかして「鉄子」と「歴女」のさきがけだったのかも知れない、ぎりぎりアラフォー世代のライターです。小さいころから、愛読書の1つが時刻表で、プライベートの国内旅行には、たとえ北海道を旅するのにも、飛行機を使うなんてことは、はじめから考えない、まったく日航を応援してない日本人です。