死ぬかと思った話
これはやばい…本気で死ぬかと思った話を紹介します。

肺炎で死の一歩手前

2012/04/08

以前、販売業の仕事をしてた頃。各店には社員が3人でほかはパートさんとバイトさんで仕事を進めていました。店長が休みのときは、私が店長代理として勤務していましたので、日々緊張感と責任感を抱いて出勤していたのです。

そんなある日、バイトの子が激しく咳き込んでいました。私はその子の風邪がうつったのか、翌日から熱をだし、咳き込むようになりました。最初はただの風邪だと思い、風邪薬を飲むだけにしていたのですが、熱がどうにもさがりません。そのうち38度、39度の高熱に。それでも仕事を休むことなく一週間ほど出勤を続けていましたが、さすがになにかおかしいと思い病院に行きました。年末ということもあり、治療をしてくれる病院がみつかりません。やっとみつけた病院でみてもらうと今すぐにでも入院しないと命さえ危ないといわれ、緊急入院したのです。

入院できる病室は一室だけの病院で、なんと、おばあさんと一緒の部屋に入ることに。私もそんなことを気にしている余裕はありませんでした。いちど病院のベッドに横になると、もう起き上がれなくなっていました。

試練は翌日からはじまりました。看護師さんたちの機嫌がひどく悪いのです。婦長さんになると、点滴の針の抜き方が荒っぽくて、血が飛び散る有り様でした。大晦日から正月の三が日ということもあるのか、医師もやってこない。以前にもほかの病気で半年も入院していたので、入院生活のことはある程度わかります。症状が軽くなってきたのに、点滴や薬品の注射の量と回数が減らず、不審に思っていました。あとで、看護師さんたちの機嫌が悪かったのは、私が入院することになったため、年末と年始にも仕事をしなくてはいけなくなったからかなと思いました。いずれにしても、私はその勤務態度に腹を立て、もう退院させてもらうといって叱り飛ばしました。院長にも文句をいうと、その夜、精神安定剤がだされました。今でも思いだすたびに笑ってしまいます。

ライタープロフィール

MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。