私の生きるとは
生きるとは?…生きることについて、みんなの思いを紹介します。

生で観て、体験して、感じること

2010/04/17

とても便利な時代になりました。テレビがあり、雑誌があり、なによりもインターネットがあります。例えば、五輪などのスポーツ中継も、リアルタイムで情報がインターネットですぐ得られ、大画面のプラズマ液晶テレビでは、まるで会場にいるかのような臨場感が味わえます。

しかしそれでも、現場でスポーツを観ることには、絶対にかないません。

数年前、アメリカで大リーグを観ました。1人でスタジアムまで路線バスで行き、スタジアムのチケット売り場でチケットを買い、いざ席に座って観始めました。大リーグはテレビでよく観ていましたし、日本でプロ野球をよく観に行きます。しかし、本場のスタジアムは何か違いました。まわりの観客はもちろんアメリカ人、鳴り物の応援がない代わりに選手のプレーに対して大きなリアクションをし、そしてカリフォルニアの照りつける日差しの強さ、ホットドッグの美味しさは、現地でしか絶対に味わえません。

最も印象的だったのは、ゲーム前のアメリカの国歌斉唱でした。誰かもわからない歌手が生で歌うのに、なぜか鳥肌が立ちました。アメリカで大リーグを観ているんだと実感したからでしょう。同じような体験が、スペインで観たサッカーでも、オランダのアムステルダムの街を歩いていても、ニューヨークの自由の女神像を観た時にも、北京で紫禁城に立った時もありました。

「LOVE & FREE」などの著書で知られる自由人、高橋歩さんが「鳥肌は嘘つかない。」と言ったけど、まさにその通りだと痛感しました。

普段、日本の社会の中だけで、家と職場の往復だけでなんとなく時間が過ぎていくような生き方をしていると、それが当たり前だと思うでしょう。しかしたまには、家から飛び出して、自分の目で見て、感じることが、生きていく上で最も大事です。もちろん、人生のレールをちょっと外れてみるのも、勇気のいることですが、より生きていることをしっかりと実感できるはずです。

ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。