感動した話
思い出すとジーンとくる…感動した話を紹介します。

「夢はいつか必ず叶う」と以前、書きましたが、まさにその通りだと思っています。

2012/03/13

数年前、仕事でそんな夢を実現した1人のプロ野球選手に直接会う機会に恵まれました。特に、自分がその選手が所属する球団の長年のファンだったので、間近に会うことができただけでも感無量だったわけですが、その場でお聞きした話を今でもよく覚えています。

その選手は、身長がプロ野球選手にしてはとても低かったため、「プロは無理」とずっと言われ続けていました。高卒でプロに入れず、大卒でもプロに入れず、社会人になっても野球を頑張って続けていたところを、足の速さを目に付けた某監督がいて、なんとかプロ入りすることができた、そして盗塁王となって活躍したというエピソードを持っていました。

直接会うと、本当に背が低くて「プロとしてよくやっていけているな」という印象をまず受けました。そして、プロになるために努力したこと、何度も挫折しそうになったこと、それでも絶対に諦めなかったこと・・・などの話をじっくり聞きました。身長のハンデは自分ではどうしようもなく、でも諦めることなく、小柄な選手だからこそできること、ひたすら必死に走り続けたり、こまめに素早く動くプレーを心がけたりして、努力を怠らなかったことがプロ入りにつながり、ハンデをもろともせずに活躍することができたと話していました。

「自分の持った夢を決して諦めないことです」―最後に話したこの言葉が、ズッシリと心に響きました。夢を実現したからこそ、はっきり言うことができる。今までの苦労話もつとめて明るく話していて、きっと当時は相当に辛かっただろうに、夢を叶えた人は本当に強い、とつくづく思わされました。

その数年後、その選手はおそらく頑張りすぎてしまい、プロ人生にしては若くして引退を余儀なくされました。でもきっと、挫折を乗り越えて夢を実現したからこそ、第2の人生もきっと充実した日々を送ると信じています。

ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。