- 人生最悪の瞬間
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中国で食べ物にはくれぐれも気をつけろ
2012/03/09
初めて中国に行く前、さんざん聞かされた言葉でした。とはいえ、これまで海外経験も豊富だった自分としては、今まで食べ物でトラブルに遭った経験はなく、「東南アジアの屋台ですら大丈夫だったから、中国でも何事もないだろう」と甘く考えて見ました。
それでも一応、生の食べ物には注意していました。出てくる食べ物はどれもじっくり鍋で煮込んで食べる。生の牡蠣が出された時、見た目はものすごく美味しそうで、生牡蠣が大好きな自分としては、そのまま食べたい衝動にかられながら、グッとこらえて全部煮込んで食べたほどです。
そして、日本に帰国する前日、鉄板焼きの店に連れて行ってもらい、最後にフルーツが出されました。そのフルーツを日本と同じ感覚でパクリと食べてしまったのです。
身体に異変を感じたのは、その夜のことでした。とにかくお腹が痛い、痛くてたまらない。しかも、吐き気がします。夜中に何度もトイレに行くハメになり、ろくに眠ることもできません。そして朝、起きてもものすごくお腹が痛い。当然、朝ごはんも食べられません。せっかく5つ星の超高級ホテルに会社負担で泊まっていたというのに・・・
とりあえず、出発直前に空港で買った「正露丸」を飲み、ホテル横にあるスーパーで「ポカリスエット」を見つけて買い、それだけを飲んで、タクシーで空港に向かいました。タクシーの車内でも何も話せません。そして空港に着き、他の方々は成田便、私だけが関空便だったので、なんとかチェックインしてあとは搭乗口の前のベンチで寝転がっている始末です。おみやげを選ぶような余裕もありません。
帰りの機内でも、客室乗務員に事情を説明し、3列シートで横になっていました。2回目の正露丸を飲んだ後に少しマシになり、関空に着く頃はなんとか歩けるように。そして、リムジンバスで自宅までようやくたどり着きました。それから2、3日もずっとお腹の調子が悪かったです。
その後、中国に行く時、正露丸は必携にして、そしてフルーツすら一切に口にしなくなり、一度もお腹は壊していません。
AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。