- 運の良かった話
- ありえない…運の良かった話を紹介します。
人生の幸福を使い切ったかも
2012/03/11
単身赴任で、栃木のレオパレスに住んでいた頃の話です。
人生で一番お金がない状態だったと言いますか。本当に給料日までのやりくりが大変だった時です。もちろん、最低限の生活費・食費は残ってましたが、私の原動力である「アルコール」。これがなければ、仕事に行けません。いや…依存症とかではないのですが、やっぱり肉体労働終わったあとのビール・チューハイ・水割りはたまらなく、これがあるから明日もがんばれる!という気になるのです。
妻に電話して、ビール代送って。なんて言おうものならどんな言葉が返ってくるか。想像しただけで頭痛がします。飲まない人にはわからないこの苦しみ。悲しみ。喜び。ちょっと大袈裟でしたか(笑)居酒屋やキレイなお姉さんがいる店で飲むことは付き合い以外ほとんどないので一日数百円。たった数百円なのに、これがない。なんとも情けない話です。
あれこれ悩んでる休日、地域回報?つまり回覧板みたいなのが回ってきましてまた祭りやゴミ当番のお知らせだろう…と軽く目を通していると「メールアンケートにお答え頂いた方抽選で3名様に金麦(発泡酒)プレゼント!」
私はこの「抽選」というものに全く運がありません。ロト50口買って全てハズレ。5等すらあたったことない経験の持ち主です。この確率は恐らく2等1000万円当たるのと同じぐらいではないでしょうか。しかしなぜかこの回覧板にあるプレゼントが気になり、携帯メールで応募できるとのことで、さっそくピコピコ応募。
そんなことも忘れかけていた2週間後、同じように回覧板が届き同じようなプレゼントを見かけ、「あーそういえばこの前応募したな」なんて思いながら当選者の欄に目を通すと「○○町 H.Nさん」。え?近所の同じイニシャルの人が当選?これが最初に頭に浮かんだ事でした。コンマ何秒後かには、もしかして私では…。なんて思い、当選者には発送をもってお知らせ致します。との注意書きには目もくれず、お問い合わせにフリーコールして「あれ私ですか?」と問い合わせてしまいました。
今冷静になって考えれば、金額にして2400円相当の賞品当選。まったく迷惑な応募者です(笑)簡単な身元見聞があったあと「はい。確かに当選されてますね」いやー。その日は眠れないぐらい嬉しかったです。家族はもちろん、友達や会社の同僚にも報告し、相手の反応があまりに普通でなぜそんなに普通の反応なのか!と怒りさえこみあげてくるぐらいでした。
何十年生きてきた中、パチンコや競馬も多少たしなみましたが、人生で一番ツイてた話です。
MASAKIさん/男性/年齢:40代/長野県在住/移住族であり、本州では住んだ地方はないほどの転勤&転職族 自己紹介 物書きが好きで、言葉や文字で人を笑わせるのが大好きチャットでも楽しいムードメーカーでありたいと思います。