私の生きるとは
生きるとは?…生きることについて、みんなの思いを紹介します。

私のいちばんの好奇心

2010/06/12

「生きるとは」一体どういうことなのでしょうか?このテーマに関しては、人それぞれの思いは違うものであり、私自身今までに深く考えたことがなかったのですが、そもそも生きるためには何をしなくてはいけないのか?をよく考えてみると・・・答えはただ一つで、生きるためには人は食べなければ生きてはいけません。たとえ、何ができようが、何を持っていようが人は食べないと生きていけないわけで、では食べるためにはどうしなくてはならないのか?大げさかもしれませんが、お金がなければ食べれないし、お金は働かなければ貰えません。

結論から言わせてもらうと、私にとって生きるとは、働くこと、仕事をするということで、つまり経験を積みながらも自分がどこまでできるのかという可能性を確かめるということでもあり、これはあくまで私の意見にしかすぎないのですが、全てにおいて何よりも勝るものは経験だと私はそう思っています。私が初めて働いたのは高校生の時で、空港内にある某寿司屋でのウェイトレス。スチュワーデスの方や、空港館内で働くスタッフ、飛行機に乗るお客さんや、今空港に着いたばかりのお客さんなどの接客は楽しいもので、これでお給料を貰えるなんて・・・っと、高校で勉強することが馬鹿らしく思ったことを今でも覚えています。

それからというもの、接客業に目覚め、昔流行っていた「ホテル」というドラマを見て、何て美しい職場なんだっとホテル業に入社したのですが、現実は厳しいもので、あんな素敵な上司は一人もおらず、美しさはドラマの中だけでした。そしてホテルで働いて気づかされたのが私の英語力のなさ。1杯のコーヒーが500円であるのに5000円と言ってしまい外国人客を驚かせてしまったり、あまりの英語のひどさに上司から研修でオーストラリアに行って来いと言われ、そこで見た世界に感動し、ホテル業を退社しオーストラリアへ渡りました。

オーストラリアでは、英語を学びながら働き、今度は料理をすることに目覚め、フレンチレストランでシェフとして働いたり、友人のカフェで働いたりと、いろんな経験をさせてもらうと共に外から見る日本という国や、自分が日本人であるということを再認識することもできたような気がします。今は中国で生活しているのですが、ここでも私の思いは変わりません。現にこうして私の体験談話を書かせていただける場を提供してくださったことに感謝していますし、いろんな業種の仕事を日本や海外で経験し、文化を体験し、いろんな国の人と出合えるよろこびを感じることこそが私にとって生きるということであり、それは貴重な財産であるとそう思っています。「生きるとは」、どうやら私のいちばんの好奇心なのかもしれません。

ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」