運の良かった話
ありえない…運の良かった話を紹介します。

運は幸運を呼び込む

2012/04/19

世の中には、トントン拍子という言葉があります。ひとつ事がうまく運ぶと、次から次へトントントンと物事が調子よく運んでいくのです。

30歳を期に作詞家作曲家になろうと決意し家族に話したら、冷たい目線だけが返ってきて何も話してくれませんでした。「生活はどうするのよ?」「生活費は5年分蓄えてある。」「5年過ぎたらどうするのよ?」「5年で結果が出せなかったらキッパリ辞める。」

友達も今のピアノの仕事をしながらでも挑戦できるんじゃないと言いますが、私は不器用で一本気な性格をしているのです。

はじめは作詞や作曲の同人誌に入会し、ノウハウを学んでいきました。やがて大手出版の業界誌に投稿しはじめます。同人誌での入賞を期に、業界誌のコンテストでも常に上位をキープしましたが、まったくお呼びが掛かりませんでした。

そんな時、同人誌の主宰より、作曲家協会への入会を勧められたのです。九州から東京の日本作曲家協会事務所に赴きました。

事務所には私を含めて6人面接を受けに来ていました。面接官は、鈴木淳氏で息子さんと一緒に面接していました。

私の履歴書を見て、「おいおい、この人俺達の後に将校クラブで演奏してた人だぜ」と後ろにいた役員に話しています。更に提出した楽譜を見て「これは、あなたが書いたのですか?」と尋ねられました。私はバンドマスターを長年やっていたので、プロ用のアレンジ譜を提出したのです。

更に、製作音源を視聴した直後、浜圭介氏を呼び再度視聴していました。「この歌手はどこで見つけたのか?」と聞かれたので、台湾のチャンピオンですと答えました。

偶然後輩になり、楽譜で信頼され、歌手の発掘で興味を示されたのです。

それからは、大手レコード会社のデレクターを紹介され、トントン拍子でCD化され、カラオケ用のビデカラまで製作されました。

運は待っていても遣って来ないのですね、運に向かって自分から進んでいく事で、運が幸運を呼ぶ方向に繋がっていきます。

ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。