感動した話
思い出すとジーンとくる…感動した話を紹介します。

感動すると人は何故に涙を流すのだろうか

2012/04/10

人は感動すると涙を流します。テレビや映画でも感動すると涙がでてきます。小説や美術品に触れても感動します。スポーツでの熱戦を見ていても興奮以上に感動する事があります。

私も感動すると直ぐに涙が出ますが、娘は「年のせいで涙もろくなっただけじゃないの」といいます。

感動のメカニズムに就いて考えてみました。感動は視聴覚から入り込み、脳内で情感を増幅させる事によって発生する。 うんうん判ったようで判りません。

感動は過去に体験した事よりも、更に超越した場合に起きるという説もあります。なるほど、ブルースリーの映画は何度見ても感動するけど、アダルトは興奮するだけで感動しないのと同じかなあ・・

人間は興味のない事に感動しないようです。確かに、何でそんなに感動して泣いているの?と不思議に思う事があるし、お国によっても感動の仕方が違うようです。

さて、私が一番感動して深く印象に残っている事は、ピアニカの生演奏を聞いた時の感動です。

ピアニカといえば幼稚園や小学校で誰もが演奏した経験はあると思います。しかし、プロの演奏はまったく時限の違う感動を与えてくれました。

演奏曲は「セービング オール マイライフ フォー ユー」でした。人間の声のように繊細な抑揚と強弱があり、感情を表現するビブラートが喜怒哀楽を見事に表現しています。

ピアニカは専用の物ではなく、幼稚園の棚に置かれた園児の物を使用していました。プロが演奏する前に園児達の演奏もあり、この音の響きの差が感動に繋がったのかもしれません。

毛穴が開き毛髪が逆立っているのが判るほどの感動でした。

思い出せば、いつでも耳から聞こえてくるピアニカの響きは一生消える事がない、貴重な感動という宝物かも知れませんね。

ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。