- 失敗体験談
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壁に耳あり、障子に目あり
2013/06/23
私は中国に住んで今年でちょうど10年になります。
住んでいる場所は韓国人の多く住んでいるエリアなのですが、日本人はほぼ見当たらず、一歩外に出れば8割中国人、残りは韓国人という感じで、当たり前ですが日本語を話しても誰も聞き取れない環境で生活しています。
こういう環境にいるとついやってしまう悪い癖が、周りが日本語を聞き取れないことをいいことに、思ったことをすぐ何でも口に出してしまうということです。特に聞き取られては困るようなお店の批判や人の悪口をついすぐに口に出してしまうのは、本当によくない癖だと思います。
なぜなら、悪口というのは聞き取れなくてもなんとなく雰囲気で分かってしまうものですし、まれに日本語を聞き取れる中国人がいたり、中国人かと思ったら日本人だった!なんてこともあるからです。
以前、私が友達数人とレストランに行った際、休みの日ともあって順番待ちの列ができていました。そのレストランは超人気店だったので絶対に並んででも食べたいと思い並んでいたところ、後から来た人が列を追い越して店に入ろうとしたので、「また列に並ばない中国人が来た!」と思った私は、イライラも重なって日本語で「並べっつーの!」と言いました(ガラ悪いですね 笑)。すると、その人はチラっとこっちを見て、後ろの列に並んだのですが、よく聞くと連れの人と日本語で話しているではありませんか!
本当に恥ずかしくて、冷たい汗が流れました…。
他にも、前のほうからあまりにつばの大きい帽子をかぶって、日焼け対策ばっちりな人が歩いてきたので、また悪い癖が出て思ったままに「あの帽子超おっきいね〜。そこまでしなくてもよくない?」などと友達と話していたら、突然電話に出たその人が日本語で「もしもし〜」と話し始めてすごく焦ったこともありました。
世界って案外狭いんですよね。外国だからと言って誰も日本語が分からないと思っていたら私のように冷や汗をかくことになってしまいます。皆さんも海外に行かれる場合はお気をつけください。
はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。