- プレッシャー克服法
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人が人前で話をするプレッシャー、どう克服する
2012/05/25
実は、私も月に何度か、人前で話をすることがあります。そのためか、最近ではアガルということも少なくなり、わりと思ったことを喋ることが出来るようにもなっております。しかし、だからと言って、プレッシャーがまったくないということではありません。事実、今でもたくさんの人の前で話すのは、正直、嫌で仕方ありません。そんなことですから、そもそも人が人前で話したり何かをしたりということそれ自体、大変なことなのだという思いは、今も、たぶんこれからもずっと変わることはないとも思っているのです。
かつて先輩から、"人前で話す時は、スイカ畑かカボチャ畑で話をするようなつもりでやれ"と、聞いたことがあります。もともと、気が弱いというかアガリ症の私は、たくさんの人たちの前に立つと、その瞬間に頭に血が上ってボーとなり、それまで頭の中にあったはずのことが、何処かへといってしまったなんてことはしょっちゅうだったのです。そこで、もっと気を楽にして話が出来るようにと飛び出してきたのが、"スイカ畑"であり"カボチャ畑"なのです。
しかし、残念ながら、それもほとんど効果がなかったようです。というのも、人前に立つ前は心の中でそう思うように努めるのですが、実際に人前に立つと、そのこと自体がすでに頭の中から消え失せているのですから。さて、フランスのルソーは、「教育とは、すなわち訓練を受けること」との言葉を残しております。要するに、人前で話す際に受けるプレッシャーを克服する方法といっても、恥をかきながら失敗をしながら、それでも毎回毎回、これは訓練なのだと自分に言い聞かせながら、最善の努力を繰り返すしかないのではと思うのです。
もちろん、中には友人の結婚式ぐらいしか人前で話をする機会がないことから、訓練といっても、その機会がないという方も多いと思います。しかし、それでも基本は同じなのです。話しをする時には、話をせざるを得なくなった時には、事前に何度も、何度も、練習するのです。原稿を書き、それが頭にすべて入ってしまうぐらいに声を出して読み返すのです。それでこそ、ようやく人前に出てもプレッシャーに負けずに、普通に話しが出来るようになるのです。当たり前のようなことですけれども、多くの真理というは特別なところにはなく、実は、当たり前のところにこそ存在するものなのです。
ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ