運の良かった話
ありえない…運の良かった話を紹介します。

子どもは察知していた?自転車での衝突事故

2019/02/08

私が今まで運が良かったな〜と思ったのは、自転車の事故で無事だったことです私の主な移動手段は電動自転車。普段は子どもを乗せて電動自転車で走っています。

その日も電動自転車で買い物に出かけようとしたところ、なぜか出掛ける直前で子どもがグズグズ言い出し、夫と一緒に家で留守番をすることに。お出かけや自転車が大好きな子が拒否することがほとんどないので、珍しいなと思って外出をしました。

とある通りに差し掛かったとき、私は横断歩道がある場所で向こう側に渡ろうと待っていました。私の左側はなかなか急な坂になっていましたが、通常左側走行の自転車であればぶつかることはありません。

しかし、やってきたのです……右側走行の自転車が。しかも猛スピード。さらにイヤホンをしてスマートフォンを操作しながらの走行。全く前を見ていませんし、私が少し手前から「危ない!」と叫んでもイヤホンをしているために聞こえていません。隣にいた歩行者のおじさんも「危ない!」と言ってすぐに下がったのですが、私は電動自転車のため、車体が重くてすぐに後ろに下がれませんでした。

その間にも猛スピードで走ってくる自転車。

おじさんも自転車の後ろを引っ張ってくれたものの間に合わず、そのまま私の自転車に直撃。私は自転車と共にガシャンと倒れ込みました。電動自転車の重みが足にかかって痛かったのですが、打ち身といったところで大きな怪我にならずに済みました。おじさんも尻もちをついたようですが、傷や痛みはないとのこと。

ぶつかってきた側の若い女性は真っ青な顔をして私とおじさんに謝罪をして、電話番号を教えてくれました。私よりもおじさんの方が怒り心頭で、その後の処理も率先してやってくれたため、それも運が良かったのかもしれません。

そして何より、子どもがいなかったこと。もしあのときに子どもを乗せていたら……と今でもゾッとします。ヘルメットはさせていましたが、怪我をしていたかもしれません。

あの日、子どもが自転車で外出したがらなかったのは、もしかすると何かを察知していたのかなと今でも思っています。

ライタープロフィール

えのきさん/女性/年齢:30代/東京都在住/限りなくブラックに近いグレーな会社で激務を5年間経験。その後、自由を求めてフリーランスとして独立。現在は元気すぎる娘に手を焼く日々。趣味は一人旅と野球観戦とアニメと漫画。