感動した話
思い出すとジーンとくる…感動した話を紹介します。

人からもらった優しさを別の人への感動に

2013/05/26

人生で感動をした、皆さんはどういった時にするでしょうか。人によっては何気ない話でも、本人にとってはとても感動したということもあるかもしれません。自分もそのように感動した話があります。

学校の入試
自分は過去に途中で退学したのですが、准看護学校に通っていた時があります。看護学校と比べて准看護学校というのは試験も簡単でそれほど大変なものではありませんが、やはり面接、試験というのは緊張するものです。試験を終えて次は面接となった時に面接室の前で待っていた時のことです。面接を終えた人は次の人に声をかけるという決まりがあり、自分が前の人に呼ばれた時のこと。「次、良いそうですよ」といわれてたのですが、それに続けて「頑張ってくださいね」と言われました。

なんて気遣いができる人なのだろう…と思いながら自分も無事面接を終えて、次の人を呼ぶ時に同様に頑張ってくださいね、と伝えました。その時はそれを何も気にせず終え、数日したら忘れていたのです。

学校の退学
自分は入学して半年位で退学したのですが、自分がクラスで始めての退学者だったためかお別れパーティーをクラスの人がしてくれたのです。(ちなみに後で聞いた話ではなぜか最終的にクラスの1/4位が退学していたそうです…。)お別れパーティーに参加できないという人が一人いたのですが、その人から手紙もらってるよ〜ということだったのです。帰ってからその手紙を開けてみました。

手紙の内容
内容としては、「○○君が面接で声をかけてくれてありがとう、その時緊張していたのがとけてとっても嬉しかったです!」というような文面で、面接の時のことを色々書いていてくれたのです。そして"やりたいことが別にあるから"と辞める自分に対して、「立派になった○○君を見れるのを楽しみにしているね!」という応援の文章が続いていました。自分は面接の時に前に言われたのが嬉しかったから、次の人にもしてみただけで誰にしたのかもわかっていませんでした。なのに、その人はそれをずっと覚えていてくれたというのがとても嬉しかったです。女性が多い中、男性は自分を含めて3人位しかいなかったのもあるかもしれませんが、面接の前にお互い自己紹介も何もしていませんので忘れてしまう人も多いでしょう。

後日談
余談ですがその人はその後、自分で命を絶ってをしてしまいました。どういった理由かまではわかりませんでしたが、その時にもらった手紙の内容をいまでも忘れず、立派になった姿を見せてあげたいと、今でも思っています。

ライタープロフィール

浅瀬ハマグリ/男性/年齢:30代/北海道在住/とにかく色々なことを経験したい、という気持ちで様々な仕事をしているうちに、気づけばちょっと特殊な仕事などもしていました。そんな経験を面白おかしく紹介できたらと思います。