モンゴルってどんな所?
日本とモンゴルとの関係、モンゴル人の住居、モンゴルの食事、モンゴルの治安などモンゴルに旅をしたことのあるヤンヤンさんが紹介します。

英語も通じないモンゴル

2014/06/19

モンゴルにいる友人を訪ねたときのことです。忙しい友人の手を煩わさせたくなく、タクシーで友人宅まで行くからお迎えはいいよ、と言いました。片言の英語くらいならなんとかなると思ったのです。ところが、友人曰く、ここはモンゴル語かロシア語しか通じないよとのこと。英語が通じない?!そうなんです、モンゴルのお隣はロシアと中国。昔ロシアの援助を受けて中国から独立したこともあり、ロシア語を話せても、英語教育は受けていなかったのです。こちらがやっとの思いで、片言の英語を話したと思っても、向こうが全く英語を学んだことがないのでは通じるはずもありません。仕方なく、友人の手を借りて、迎えに来てもらうことにしました。

モンゴルではモンゴル語が公用語で、95%の人がモンゴル語を話すそうです。モンゴル語は日本語と文法的によく似ていると言われます。主語が冒頭に来て、述語は文末に来るそうです。文字はキリル語でさっぱり何を書いてあるかわかりません。

2010年4月より、日本人がモンゴルを訪ねるときにモンゴル国を30日までの期間訪問するのであればビザは免除されるようになりました。私はビザを申請してモンゴルへ行ったのですが、そのビザに書いてある文字もキリル文字で何ともカッコいいのです。

本屋にもそれほどモンゴル語に関する本はなく、勉強するのは少し大変かもしれませんが、友人は全く話せなくてモンゴルへ行きましたが、1年もしないうちにベラベラ話せるようになっていました。

モンゴルでは、1999年までは第二外国語はロシア語学習が必修でしたが、それ以降は選択になりました。その代わりに英語が必修科目となり、今では子供たちは英語を話すことができます。また、日本のや朝鮮語を、学んでいる子供たちも大勢います。

もちろん今でも個人旅行をするのは、言葉が通じず大変かもしれません。でも、日本語や英語を勉強している子供たちも増えてきているのでそういう子どもたちを頼って遊びにいけるなら、楽しい旅になるかもしれませんね。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。