モンゴルってどんな所?
日本とモンゴルとの関係、モンゴル人の住居、モンゴルの食事、モンゴルの治安などモンゴルに旅をしたことのあるヤンヤンさんが紹介します。

モンゴルの子供と一緒に遊んで

2014/06/04

モンゴルのウランバートルにいる友人を訪ねて遊びに行った時のことです。

ちょうど、友達やその家族と一緒にピクニックへ行くというので、私も一緒に連れていってもらいました。これぞピクニックと言う感じで、ちょっとした山を越え、野原へつきました。日本では、どこも舗装、整備されていてそこを歩いていくと言う感じです。でも、モンゴルでいうピクニックはけもの道のようなところを、時には草をかきわけ進んでいくというものです。山を抜けて着いた所は、本当の野原です。そして、あちらこちらに牛がいます。自然そのものと言う感じです。

上を向けば自然そのものですばらしいのですが、一旦目を下に向けてみると・・・牛の糞だらけなんです。糞糞糞。それをよけて歩くのも大変です。

ところが、モンゴルの子供たちはそんなものには目もくれない。踏もうがなんだろうが、喜んで走りまわっています。靴にべっとり糞がつくのを心配するばかりです。でも、彼らはきっと靴に糞がついても気にいないんでしょうね。あげくに、私に「でんぐり返りできる?」(友人が訳してくれました)と聞いてきて、「私出来るよ」と言ったかと思うと、いきなり糞だらけの野原ででんぐり返りをするのです!私は「すごいね〜」と言いつつ、服に糞がついてしまったのでは、ととても心配になりました。幸い、糞は乾燥していたようで、土のように払いのけられホッと一息ついたわたしでした。

モンゴルの子供たちは自然に溶け込んでいるという感じです。道路に犬の糞一つあっても、神経質によける日本人とのギャップを感じました。また、初めて会った、しかも言葉も通じない私にもすぐになついてくれ、いろいろと、モンゴルの遊びを教えてくれ、一緒に遊びました。

私は、通訳してくれる友人もどこかへ行ってしまい、ひたすら手振りと想像で一緒に遊びました。モンゴルの子供たちはとても純粋で、自然の中で遊ぶことにも慣れていました。遊び道具がなくても遊ぶ方法を知っていました。今の日本の子供と比べると大きく違う気がしました。

子供が自然の中でのびのびと遊ぶ姿は、見ていて、私の心もさわやかにしてくれました。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。