運の良かった話
ありえない…運の良かった話を紹介します。

まさかの大逆転

2014/03/17

高校受験と言えば、それまで1年以上勉強してきたことの集大成。その一日のテストでこれからの3年間の生活が変わってきます。ドキドキの一日です。私も何となく塾に通っている間に、ある高校を目指すことになりました。全く解けなかった問題を、ひとつひとつ繰り返し練習していきます。

しかし、模擬テストではいつも合格圏外。わたしにとっては、非現実的な高校でした。それでも1年間ともに勉強してきた仲間と一緒に、目指してきた高校を受験することにしました。得意なはずの数学も、あまり解けず、こんなに白紙が多くては出すのも恥ずかしいと思い、せめて、でたらめでも埋めようと書いていると、なんか答えが出ているではありませんか!それは最後の大問題で、そこを埋めるとかなりの出来栄えがします。ひとまず、答案を回収するときのメンツは保てるかなとホッと一息。

それに気をよくしていると、理科もすらすらと解けるんです。今回はやさしかったのかな?と思っていると、終わってからみんな難しかった〜と騒いでいます。そう、私の得意な分野が出たのです。

もちろん、苦手な英語や社会そして国語は、運だけで解けるものではありません。できるだけのことをやったという感じでした。それでも、期待が大きくないぶん、あまり緊張せず、普段の実力も発揮しやすいかったのだと思います。

そして合格発表日。

ほとんど期待することもなく、番号を探していると、あるではありませんか、私の番号が。間違えかと思って何度見返しても、やっぱり私の数字。そう合格したんです。ずっと合格圏外だった私がです。信じられませんでした。

それからの3年間はとってもハッピーライフでした。

その時、運を使い果たした、というより、あまりにうれしくて3年間遊び過ぎたせいか、大学受験では希望したところに入れず、身の丈にあった大学へ行くことになりました。もちろん運といっても、行動のない所には結果はないと思います。でも、何事も最後まであきらめなければ、運もめぐってき、思いもしなかった結果を手にすることができるのかもしれないですね。

ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。