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兵庫県/歴史好きにはたまらない!清和源氏発祥の地

2014/07/22

大阪のニューターン都市と発達してきた川西市。その住宅街の片隅にある歴史ある建築物。それが多田神社です。

多田神社は源の満仲が建てたと言われ、清和源氏発祥の地として知られています。平氏と源氏の話は学校で勉強しますよね?もともと満仲は源連らが皇太子の親王廃止を狙う陰謀を朝廷に密告することにより、有名になった人物です。後に朝廷警備も任されたようですが、結局大した働きはできなかったようです。また「今昔物語集」の中にはこの川西市の多田において満仲が数百人の郎党を従えて武士団を作っていたという話もあります。これは、実際とは幾分違うと言う話もあります。

そんな源満仲が建てた多田神社。また、本殿、拝殿、随神門は国の重要文化財に指定されている由緒あるものです。ここには源満仲、源頼満の墓、また足利尊氏の分骨の墓があるとされているようです。また境内の宝物殿には、源家の刀や剣、書画など貴重なものが置かれているそうです。

また、拝殿の横には見事な唐椿(キャプテンローという品種の椿)が植わっています。これは日本最大級の唐椿と言われているそうです。赤くて大輪の椿です。またむくろじってしっていますか?あまり見かけない植物だと思います。むくろじの実って昔は羽根つきの羽根の下の丸い部分に使われていたそうです。今では羽根つき自体見ることがほとんどありませんが・・・そのむくろじの木も見ることができます。

敷地内は普段、人も少なくとても静かで厳かな感じです。源氏平氏の時代を思いに描きながら、中を歩くのもいいものです。多田神社のまわりには、猪名川が流れ、自然を感じます。また、春には周辺の道路に桜並木ができます。昔からある木なので、大きくとてもきれいですよ。

また春には源氏祭りがあります。毎年4月第二日曜だそうです。懐古行列には、鎧、兜を身に着けた人が多田神社から桜並木を練り歩きます。総勢600人の懐古行列だそうです。今年は約4万人の観客でにぎわったようです。

春に歴史をおもいだしつつ境内を散策し、また桜見をして自然を感じ、懐古行列を見て昔を思いはせるのはいかがでしょうか?

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。