英語塾講師の体験記
英語塾講師として働いた経験を紹介します。

講師デビュー前の熱い研修期間

2011/02/17

学習塾からの内定をもらって入社するまでの約半年間、内定者の私は授業研修に参加していました。これは内定者同士が集まり会社から渡されて研修テキストを基に自分たちで授業内容を考え模擬授業をするというものです模擬授業を見た後はみんなで意見を出し合い良かった点やさらに良くするにはどうすべきかなどを話し合います。私を含め内定者のほとんどは教壇に立って授業をした経験が無いのでまずは声の大きさや話すテンポ、間合い、板書のしかたといった基本的なことからやっていきました。最初は人前で授業することが恥ずかしくまた緊張して頭の中が真っ白になり授業内容を途中で忘れてしまうこともありました。でも回数が増えるにつれてみんな徐々に上手くなっていきました。塾講師を未経験から務めるにはやはり場数をこなすことが必要です。

私が勤めていた学習塾ではこのような内定者だけの研修以外にも会社が主催する合宿研修が1度ありました。2泊3日の日程で宿泊研修施設に内定者全員が集まりそれぞれの模擬授業を見て評価し合います。研修期間中には現役の先輩講師たちも激励に来て授業の一部をみせてくれました。先輩たちは引き付けるのがとても上手でどんどん授業に引き込まれていきました。それに比べると自分はまだまだだなと痛感させられました。すべての研修が終わって最後に内定者1人ずつ感想を発表するときにはみんな涙を流していました。研修期間中ほとんど寝ずに授業内容を練り上げ、緊張の中で発表、評価、それを反映して再度授業…短い間ながらも一緒に苦楽をともにしたことが思い出されて感極まりました。この研修はちょっと体育会系なところもあってかなり熱い雰囲気でしたが私には結構合っていました。

実はこの研修のときに人事の人に、高校生の指導をやってみないかと声をかけられました。高校生の指導を希望する場合は筆記試験を受けなければなりません。私はまず小中学生への指導からやりたいと思っていたのですが人事部からの勧めもあり試験を受けることにしました。それから2カ月ほど経って人事部から高校英語担当として採用が決まったと連絡を受けました。ここから新たに私の高校英語講師としての道が始まりました。

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ライタープロフィール

ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。