カナダ語学留学体験記
海外留学ってどんなことするの?カナダの語学留学体験を紹介します。

留学を通して得たこと(精神面)

2010/10/05

留学を通して得たことは語学や専門スキルだけではありません。
精神的にもプラスになったことがあります。留学中に失敗や困難なことにぶつかったとき、私はとことん自分と向き合うようにしていました。例えば語学力の伸びについて、最初は勉強を頑張ろうと意気込んでいるためどんどん吸収していけるのですが、半年ほど経って会話表現がワンパターンになっていると感じることがありました。

単語や表現をインプットはしていてもアウトプットができておらず会話力が伸び悩んでいるようで焦っていました。語学の勉強をしていると停滞期とでも言うような伸び悩みの時期が時々あります。私はこの頃ちょうどその停滞期にあったようで、できない自分が嫌だと落ち込んでいました。でもあるときふと思ったのです。できないことにばかり目を向けていては何も始まらない。できない自分も自分なのだからそれを受け入れて少しでもできることをやっていこうと。「できない自分を受け入れる」ということがこのとき初めてできたように思います。それからしばらくして英語学習の停滞期を抜け、また語彙や表現が増ええ会話を楽しめるようになりました。こういう時期も私には必要だったのだと思います。

それから、自分の考えを持ってそれを誰かに伝えたいときはとことん話し合うことができるようになりました。日本では意志表示が曖昧な方が人間関係が円滑にいきます。それはそれで文化ですし否定するつもりはありません。ただ、いざというときにはきちんと自分の考えを人に伝えることも必要です。外国では常にそうしたことが求められるため、日頃から自分の意見を持つこと、そしてそれを相手に理解してもらうよう努力することも大切です。私は物事を順序立てて説明することが苦手だったのですが、徐々にできるようになりました。これはホームステイやルームシェアでの生活、また他の留学生との付き合いの中で身につけられたことです。

留学中は楽しいことばかりではなく時には辛いこともあります。しかし、そんなときこそ自分を伸ばすチャンスです。「失敗は成功のもと」ですから諦めずそんなときをも楽しむぐらいの気持ちでいた方が精神的にも強くなれるように思います。

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ライタープロフィール

ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。