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岩手県/兵どもが夢のあと

2011/07/19

夢館の展示物

夢館の展示物

中尊寺 月見坂

中尊寺 月見坂

平泉は平安時代末期、奥州藤原氏が治めた土地で、源平合戦でもおなじみの源義経が最後を迎えた土地と言われています。平泉観光で逃せないのは、中尊寺でしょう。中尊寺は東北本線の平泉の駅から徒歩で行くと少し距離があります。観光シーズンですと、平泉駅前でレンタサイクルを借りることもできますし、観光名所をぐるりと回る循環バスも出ていますので、それらを利用するのもよいと思います。

中尊寺の表参道を入ると少し急な坂道があります。その坂道は「月見坂」と言う坂道で、参道脇には杉の大木が植えられており、朝早い時間ですとうっすらともやもかかって幻想的な雰囲気です。中尊寺といえば金色堂が大変有名ですので、名前を聞いたことがある方も多いでしょう。金色堂に入ると、神々しく光る仏像に圧倒され、自然と手をあわせたくなります。

中尊寺の近くに「夢館奥州藤原歴史館」というテーマパークがあります。奥州藤原氏の歴史を蝋人形の展示によって分かりやすく解説しています。ここの展示をみて、奥州藤原氏について知らなかったことに気がつかされたりしました。私が平泉を訪れたときは、まだ雪の残る寒い時期の平日だったためか、あまり他の観光客の人もおらず、この夢館の出口のところにあるお土産屋の店員さんに、「一人で蝋人形をみて怖くなかったですか?」と聞かれてしまいました。社会見学で訪れる小学生のなかには、蝋人形が怖いと言う子もいるからとおっしゃっていました。さすがに私は蝋人形が怖いと言う年齢ではありませんけどね。

平泉駅から少し北に行ったところの高台に、仙台藩主第四代伊達綱村が義経を偲んで建立した高館義経堂があります。この高台から北上川を眺めつつ、源義経もこの景色をみたのだろうか?と思いました。平泉には今回ご紹介した以外にも源義経や奥州藤原氏にまつわる旧跡・名所がありますので、ゆっくりとそれらを周り彼らが見たであろう景色の中で、詩を詠んだ松尾芭蕉のごとく一句詠んでみるのもよいかもしれません。

ライタープロフィール

ツカサさん/女性/年齢:30代/東京都在住、読書、ゲーム、音楽鑑賞、パソコンいじりが好きで、行列と人ごみが苦手なインドア派です。ひとまずなんでも疑ってみる性格で、理屈っぽいと良く言われます。