女性一人旅で気をつけること
「女性一人で交通機関に乗るときには」「女性一人旅で食事をするときのコツ」「女性一人旅は危ない?」「女性一人旅で上手に友達を作るには」「女性一人旅から得られるもの」など女性一人旅で気をつけることを紹介します。

女性一人旅の宿泊の際のトラブル

2018/02/13

いつも中級以上のホテルに泊まる人であれば、ある程度安全も快適さも保障されていますが、ここではエコノミーホテル、またはホステルに女性ひとりで泊まる際の注意を挙げてみたいと思います。

友人の女性が、パリのエコノミーホテルにひとりで滞在していた際に、夜ドアをノックする音がしたので、確認もせずドアを開けてしまったそうです。すると知らない男が突然中に入ってこようとしたので、びっくりしてドアを閉めようとしましたが、脚をドアの間に挟まれ、しばらく揉み合いになったそう。結局「助けてー!」と大声を出したら男は逃げたそうです。

部屋にいるときドアをノックされたら、必ず相手が誰かを確認して、怪しいと思ったら無視しましょう。

相手が誰か確認できても、ドアを開けない方がいいのがインド。一度泊まったエコノミーホテルで、スタッフの男性が何も頼んでいないのにドアをノックしてきたことがありました。用もないのに部屋まで来ないでくれ、とドア越しに伝えてお引取り願いました。

宿のスタッフ関係のトラブルと言えば、知り合いの女性の例ですが、メキシコのホステルでスタッフの男性と仲良くなったら、彼が勘違いをし、彼女が部屋にいるときに、合鍵を使って部屋に入ってきたそうです。彼女は「これはホステルにとって大問題になる」と彼を脅して追い出したそうですが、怖すぎますね。

またこれも友人の女性の例で、ベトナムのホステルに泊まっているとき、ツアーガイドのベトナム人男性が彼女の部屋の窓から入ってこようとしたそうです。そこまでして……と思いますが、本当にあの手この手ですね。

これらはすべて、女性ひとりでシングルルームに泊まっていたときの例です。極端な話をすれば、ホステルのドミトリールームに他人と一緒に泊まった方が、女性ひとりの場合には安全なのかもしれません。

シングルルームに泊まる場合は、ドアは開けない、窓もドアも内鍵は常にかけておく、というのが最低限の安全を守る基本です。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。