ニカラグア オメテペ島ってどんな所?
「知っておきたい便利情報」「物価感覚」「交通機関について」「ニカラグア湖」「気候と、旅行時の服装について」などオメテペ島について紹介します。

オメテペ島の知っておきたい便利情報

2017/04/07

ニカラグア湖

ニカラグア湖

ニカラグア南部、コスタリカ国境の近くに、ニカラグア湖という大きな湖があります。ニカラグア湖は中南米ではチチカカ湖に次いで2番目、世界でも10番目に大きい湖で、中米では最大の湖。そのニカラグア湖の西よりに浮かぶ島が、オメテペ島です。

島の南北の長さは31km、幅は最大の場所で10kmと、湖に浮かぶ島としてはかなりの大きさ。人口は3万5千人ほどと、意外にも多いです。

オメテペ島は2つの大きな火山で形成されていて、地図上で見ると、ちょうどひょうたんのような形をしています。豊かな自然と、外の世界から隔絶されたような雰囲気が魅力的な島です。町から少し離れると、街灯も何もなく、夜は降るような星が楽しめる、といった具合です。

一番大きな町は、メインの船着場があるモヨガルパ。コンセプシオン山の西に位置しています。ATMやスーパー、病院、ホステル、レストランなど、観光客が必要なものはすべてここに揃っています。

また、コンセプシオンの北東にはアルタグラシアという2番目に大きい集落があって、そちらにもATMがあります。コンセプシオンの南東にい位置するマデラス山側に滞在する人であれば、アルタグラシアで用事を済ませるのが便利です。

その他にもサン・ホセ・デル・スール、ベルゲなど複数の町がありますが、アクティビティに合わせて宿泊先を変える人が多いです。例えばコンセプシオン登山をする人であればサン・ホセ・デル・スール、マデラス登山であればベルゲに宿泊するなど。それらの町にも何軒かホステルがあります。

自分たちで移動するのが面倒であれば、モヨガルパに泊まって旅行会社でアクティビティを予約すると、送迎付きで楽にアクティビティに参加できます。

オメテペ島はバナナの栽培が主な産業ですが、最近は観光業にも力を入れていて、最近では空港が開設され、ニカラグアの首都マナグアからのアクセスも快適になったようです。島の経済にとってはいいことなのですが、オメテペ島ののんびりした空気が損なわれないといいなあ、とちょっと心配しています。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。