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岩手県/宮沢賢治の故郷で、秘湯めぐりを楽しもう

2014/04/22

「銀河鉄道の夜」の作者、宮沢賢治の故郷として有名な岩手県花巻市。花巻市には大規模な温泉郷・花巻温泉郷があり、観光客や湯治客でいつもにぎわっています。

数ある花巻温泉郷の温泉施設の中でも、個人的に最もオススメなのが、「大沢温泉」と「鉛温泉 藤三旅館」。大沢温泉の名物露天風呂「大沢の湯」は、湯船のすぐ隣を清流が流れ、新緑、紅葉、雪景色と、さまざまな季節の景色が楽しめる絶景温泉です。

宿泊施設は山水閣、菊水閣、自炊部に分かれており、目的や予算に合わせた滞在が選べます。素泊まりのできる自炊部は湯治客に大人気で、ときには数ヶ月滞在する人もいるとか。名物の露天風呂だけ入りたい!という方には、日帰り入浴がオススメ。こちらは自炊部で受付しており、600円という良心的な料金で利用することができます。

ひとつ注意ですが、「大沢の湯」は混浴です。午後8時〜9時までの時間帯は女性専用になりますので、混浴に抵抗がある方はこちらを利用してもいいかもしれません。またその時間帯に来館できないけれど、露天風呂を楽しみたい方には、山水閣での日帰り入浴がオススメ。「豊沢の湯」は男女別になっており、冬季以外は内湯のガラス窓を取り払って半露天になります。

公式HP http://www.oosawaonsen.com/

<鉛温泉・藤三旅館>
鉛温泉・藤三旅館では、4つの温泉風呂が楽しめます。源泉かけ流し100%のお湯を自慢にしている、薬効が高い温泉です。温泉風呂にはそれぞれに個性があるのですが、中でもオススメは「白猿の湯」。こちらは深さが1.25mあるという珍しい温泉で、女性だと顔を出すのがやっと、という方もいるほど。

こちらも一泊二食付きの宿泊施設と湯治部があり、日帰り入浴も可能です。日帰り入浴は700円で、4つすべてのお風呂に入れるという太っ腹さ。こちらも基本的には混浴ですが、合間に女性専用タイムがあるので、詳しくはHPで確認してくださいね。

どちらも「旅館を探すときには、お風呂の質が第一!」という方にはもってこいの温泉です。個性豊かな温泉に浸かって、身も心もリフレッシュしてくださいね。

公式HP http://www.namari-onsen.co.jp/index.html

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。