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岩手県/南部杜氏の技を気軽に見学できる、盛岡酒造めぐり

2014/04/17

岩手は日本三大杜氏のひとつに数えられる南部杜氏のふるさとで、素晴らしい日本酒をたくさん醸造しています。山形や秋田など、日本海側の有名ブランドの陰に隠れがちなのですが、雪解け水から作られた岩手の日本酒はとても柔らかく清冽で、盛岡出身のわたしとしては、イチオシの日本酒です。

日本酒自体は県内各地で作られているのですが、盛岡市にいくつかある酒蔵では気軽に工場見学ができます。以下では、工場見学を受け付けている3つの酒造をご紹介します。

<あさ開>
創業明治4年の酒蔵で、県内1の出荷量を誇ります。歴史やこれまでの銘柄にこだわることなく、常に新しい銘柄を模索し続けており、海外での販売も順調な活気溢れる酒蔵です。 近代的で広い酒造工場の中を見学でき、見学後は様々なあさ開の日本酒を試飲できるという嬉しいおまけつき。敷地内には多国籍料理レストラン「ステラモンテ」があり、あさ開の日本酒と、各国料理の美味しく楽しいマリアージュが楽しめますよ。

見学無料/団体は要予約/12月31日、1月1日のみ休業
公式HP http://www.asabiraki-net.jp/osake/index.html

<菊の司>
なんと17世紀初頭に酒造業を始めたという、老舗中の老舗。「菊の司」と「七福神」のふたつのブランドを持っています。酒造行程についての説明のあと、工場内の見学、試飲という流れです。館内で製品は販売しておらず、欲しければ向かいにある小売店で買うシステム。小売店では菊の司のコップ酒が激安価格で、これまた激安のおつまみと共に楽しめます。

見学無料/10人まで予約不要/土日休業
公式HP http://www.rnac.ne.jp/~esake/kiku/

<桜顔>
創業は明治45年と、比較的新しい「桜顔酒造」。出荷製品のほとんどが県内で消費されるという、まさに「地産池消」を体言した酒蔵です。また、日本酒ベースの低アルコール飲料「北国の恋人」は、鮮やかなブルーのボトルの見た目も人気で、岩手土産として喜ばれています。 日本酒の製造過程のあとは、もちろん同社製品の試飲もできます。

見学無料/要予約/1-3月のみ見学可
公式HP http://sakuragao.com/

アクセスも便利な場所にある酒蔵ばかりなので、盛岡を旅行される際には是非訪れていただきたいです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。