マレーシアってどんな所?
マレーシア旅行したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

ダイバー憧れの海で、驚愕のスノーケリング体験その1

2014/07/02

ボルネオ島のマレーシア領では、サバ州の北東にある世界最高の透明度を誇るセレベス海で、極彩色のサンゴや熱帯魚、ウミガメといった海洋生物が見られます。この海域で最も有名なのはシパダン島とマブール島。特にシパダン島周辺は海洋保護区に指定されていて、1日の入島者を120人に限るなどして、徹底的に保全されています。

せっかくボルネオ島に行くんだから、セレベス海でスノーケリングがしたい! とは思っていたのですが、何せセレベス海のマリンスポーツ基地・センポルナは、州都のコタキナバルから500キロも離れた対角線上にあります。10日間しかない滞在期間のうち、往復2日間を移動に割くのは避けたかったので、諦めていました。

が、なんとコタキナバル滞在中に、エア・アジアのコタキナバル−タワウ(センポルナの最寄空港)路線がプロモーション期間に入り、格安でタワウまで飛べることが分かりました。そこで思い切ってセンポルナまで行くことに。

コタキナバルからタワウまでは1時間弱のフライト。タワウからセンポルナまでは、空港からの乗り合いバンで1時間ほどです。できればセレベス海の離島のホテルに泊まりたかったのですが、急に決まった旅程で、予算の関係もあったので、センポルナの安価なホテルに宿泊することにしました。

センポルナは小さな港町ですが、市場やスーパー、ホテル、レストランなど一通りの設備は整っています。シパダン・インという新しく清潔なホテルにチェックインして(1晩RM85=約2100円)、早速スノーケリングツアーを探しに出かけました。

ダイビングショップは町に何軒かあるのですが、Tripadvisorで評判を見て、港に一番近い「スキューバジャンキーダイビング」に決めました。ここでは丸1日のスノーケリングツアーをRM100で提供しています。この料金にはスノーケルセット、昼食が含まれているので、とてもお得だと思います。日によって行き先が変わるということだったので、欲張って2日間予約しました。シパダン島は専用ツアーに参加する必要があり、ダイビングライセンスが必要とのことだったので諦めましたが、シパダンのすぐ隣のカパライ島には行ける行程だったので、期待は高まります。

次回はいよいよ、めくるめく海の世界の体験についてお届けします。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。