マレーシアってどんな所?
マレーシア旅行したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

クアラルンプールに来たら、まず中華街へ行こう!

2014/05/29

クアラルンプールの中華街

クアラルンプールの中華街

マレーシアは自他ともに認める多民族国家。マレー系、中華系、インド系、中東系の人々が共存している、成功した多民族国家と言えます。東南アジアの国々ではどこもそうですが、中華系の人口が多い国には大抵中華街があって、ここクアラルンプールにはその中でも最も大きい中華街があります。

Vの字になったジャラン・スルタン(ジャランは「通り」の意味)と、ジャラン・トゥン・サンバンタンに囲まれた三角地帯一帯のことを中華街と呼び、その名もずばり「中心街(City Centre)」という地区にあります。KLタワーやペトロナス・ツインタワー、イスラムアートミュージアム、バードパークなどにもそれぞれタクシーで5分〜10分ほどの距離にあり、観光にとても便利な立地。

周囲にはショッピングセンターや銀行が立ち並び、商業の中心地でもあるのですが、中級ホテルや安ホテル、ゲストハウスが立ち並び、夜になると安い中華料理の屋台が通りに並ぶので、バックパッカーたちのクアラルンプールの定宿となっています。

インド旅行にハマっていたとき、日本からインドまでエアアジアを利用すると、乗り継ぎでクアラルンプールに1泊しなければならないスケジュールが多かったので、中華街にはよくお世話になりました。なんと言ってもシングルルームでも6、7ドルほどで泊まれてしまう安さが魅力です。さまざまなものの小売店がずらりと並ぶアーケードがあり、旅に必要なものが何でも変えるのも便利で助かっていました。

KLIA(クアラルンプール国際空港)やLCCT(格安航空会社専用ターミナル)からタクシーで中華街を目指す場合は、ざっくりと「チャイナタウン」と言うより、「コタ・ラヤ・コンプレックス(ジャラン・スルタンとジャラン・T・サンバルタンの交差点にある大きなショッピングセンター)前で」とタクシー運転手に伝えれば、効率的に中華街にたどり着けます。コタ・ラヤの道を挟んで目の前に、世界中の中華街でおなじみの中華風の巨大な門があります。

空港からシャトルバスで終点の鉄道駅クアラルンプール中央駅に着いたら、LRTでパサール・セニ駅まで行くと、目の前にジャラン・スルタンがあります。

アクセス便利で安く宿泊・食事ができるクアラルンプールの中華街は、バックパッカーの強い味方ですね。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。