人生を変える旅をするには
「若いうちの旅のススメ」「旅は新しい自分を見つけるチャンス」「知っておきたい旅のリスク」「現実逃避が人生を変えるきっかけになることも?」「旅に出ようか迷っている人へ」などを紹介します。

人生を変える旅には、周囲の理解が必要

2017/12/22

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

初めて海外ひとり旅に出る、個人旅行で行きづらい国に個人で行く、会社を辞めて長期で旅に出る。人生を変える旅には、人によっていろんなパターンがあると思います。

何もかもえいっと投げやって、そのままふらりと旅に出てしまえれば楽なのですが、現実にはそうもいきません。会社や家族に予め行き先や期間を伝えないといけないのが普通でしょう。

6年ほど前、わたしがまだ組織に属して働いていたとき、どうしてもインドにまとまった期間旅行をしたくて、でも仕事は辞めたくない、と考えたことがありました。何度も上司にかけあって、個人面談もした結果、1ヶ月の休みをもらえることになりました。

しかし行き先がインドということで、会社側としては危険というイメージがあったらしく、往復の航空券チケットのコピーや、旅行日程、宿泊先データの提出を求められました。チケットのコピーはいいとしても、行き先は予め決めず、気分に合わせて旅行をしようと考えていたので、日程や宿泊先のデータなどありませんでした。そこでまったく架空の旅行日程と、ガイドブックから適当に選んだ宿泊先のデータを転載して、会社に提出しました。もちろん、実際の旅行はそれとはまったく違ったものになりましたが…。

また2年前、無期限でパートナーと中南米に旅行すると決めたときは、家族の理解を得るのが大変でした。仕事を辞めて、危険なイメージがつきまとう中南米に行くというのですから、無理もありません。わたしとパートナーは当時首都圏に住んでいたのですが、両親が田舎から出てきて、4人でしっかりした話し合いをしました。両親が認めてくれなくても、わたしももういい年ですから、押し切って日本を出るつもりでした。しかし結局のところ、わたしの人生はわたしにしか決められない、というのを納得してもらい、何とか円満に日本を出ることができました。

もちろん、誰の理解も得られなくてもいいから、自分がしたいことをするのだと、周囲に何も知らせずに旅行をすることもできると思います。しかし人とは違うことをするときには、トラブルや面倒ごとがつき物です。そんなときに周囲のサポートがない状態では、致命的な展開に陥りがちです。やはり人生を変える旅に出る際には、周囲に筋を通すのが安心だと思います。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。

Facebook、Twitterで新着情報をお届けします。

facebook HOSIGOtwitter HOSIGO