インドってどんな所?
インドに長期滞在したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

インド人観光地プリーで過ごした、爆音の大晦日

2015/10/02

東海岸のプリー

東海岸のプリー

2011年の年末から2012年の年始にかけて、4度目のインド旅行をしました。2010年にインドで出会い付き合い始めたパートナーと、思い出の地インドを再び訪ねたのですが、そのときのインド旅行は、初めから波乱含み。

クリスマスイブにコルカタ入りして、すでに現地にいたパートナーと合流したのですが、クリスマスの夕方に突然熱が出て、ひどい腹痛でお腹を下し始めました。実はそれまでインドでお腹を下したことがなく、「鉄人」とか「前世がインド人」とか言われていたのですが、わたしもただの人だったようです。こんなに痛い思いをしたのは初めて、というくらい苦しみました。

そのアクシデントのせいで、予定より長くコルカタに足止めされましたが、大晦日は旅行者がいっぱいいる、にぎやかな所で過ごすと決めていたため、バックパッカーに人気だという東海岸のプリーへ向かいました。

ところがです。プリーには外国人旅行者の姿はほとんど見当たらず、インド人の大家族が大挙して押し寄せていました。「旅行者がいっぱいいる、にぎやかな所」というのは当たっていたのですが、どうやらインド人限定だったようです。

まあ2人でゆっくり静かな大晦日を過ごすのもいいよね…と、パートナーと2人で気をとりなおしたのですが、そう上手くいくはずがないのがインド。30日の夕方から、町中で耳をつんざく爆音でヒンディーポップ(ヒンディー語のポップソング)が流れ出しました。片時も休むことなく流れ続ける独特の節回しの歌に、もう気が狂いそうです。朝目覚めるのも、レストランでご飯を食べているときも、トイレで用を足すときも、朝から晩までヒンディーポップ。周りのインド人がまったく騒音を気にしていないのが不思議でしたが、インドではそれが普通の年越しなのかもしれません。

結局、爆音は年明け2日まで鳴り止むことはありませんでした。もう2度と同じ思いはしたくありませんが、人生で一番ユニークな大晦日だったことは確かです。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。