インドってどんな所?
インドに長期滞在したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

リシケシ・緑に囲まれた、泳げる滝つぼ

2015/02/09

ラクシュマン・ジューラーから歩いていける滝

ラクシュマン・ジューラーから歩いていける滝

リシケシは山と川に囲まれた、自然がとても美しい場所です。特にラクシュマン・ジューラーから上流には、集落らしい集落がまったくないので、手付かずの自然を楽しむことができます。

わたしの滞在中は雨季にあたる7月〜9月でしたが、1日中雨が降っているわけではありませんでした。朝晩はわりと涼しいのですが、日中は気温が上がり蒸し暑く、かといって安宿の宿泊先にクーラーなんてあるはずもなく、「暑い〜」と言ってお気に入りのカフェでだらだらするばかり。

ある日カフェのオーナーが見かねて、「そんなに暑いんだったら、涼めるスポットがあるから行ってみろ」と、ラクシュマン・ジューラーから歩いていける滝の場所を教えてくれました。しかも滝つぼで泳げるというので、友人たちと誘い合わせて行ってみることに。

わたしたちの滞在していたラクシュマン・ジューラーの東側集落から、西側に橋を渡り、インターネットカフェや食堂が並ぶ西側集落のメインストリートを真っ直ぐ西へ。ラーム・ジューラー、国鉄リシケシ駅方面へ向かうリキシャースタンドのあるT字路まで来たら、右に曲がります。そのまま川沿いを上流に歩くこと20分ほど。左手にヒンディー語で(読めない…)何か書かれた、赤と緑の建て看板があります。入り口に門番らしき人がいるので、入場料を払ってチケットをもらいます。2010年当時でRs30(約45円)でしたが、今はもう少し値上がりしているかもしれません。

そこから結構なハイキングコースになります。40分くらいあるでしょうか。途中貯水池のような、プールのような水槽が現れますが、滝音がもっと上の方から聞こえてくると思うので、続けて登ってください。滝の一番上流の貯水槽は水もきれいで、広さも深さも十分にあって、のびのび泳げます。

ただ、女性のみなさんにひとつ注意。水着のみで泳いでいるとインド人男子に凝視されて居心地が悪いです。Tシャツ、短パンくらいで泳ぐのがいいと思います。

インドの暑さも吹き飛ぶ、絶好の納涼スポットです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。