みんなの五つ星グルメ
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長野名物・鯉こくを気軽に食べられる善光寺前の「司食堂」:長野県長野市

2014/05/15

突然ですが、鯉って食べたことはありますか? わたしははっきりと食べた記憶はないのですが、どうにも泥臭いイメージがあって、特に食べてみたいとは思いませんでした。

外国人の彼氏と長野県に旅行した際、お昼ご飯に何かご当地らしい、変わったものが食べたいとリクエストされた時のこと。その日は善光寺に行く予定だったので、善光寺周辺で何か見つからないかな、とインターネットで検索してみました。

そこで見つけたのが、鯉こくを定食で食べられるという善光寺前の「司食堂」。彼氏に「鯉って食べたことある?」と聞くと、「食べられるの?」と驚いていましたが、面白そうだというので、行ってみることにしました。

場所は善光寺 門のすぐ外側。小さいお店構えですが、のれんがかかっているので見つけやすいと思います。年配の女性がひとりで切り盛りされています。早速スタミナ定食(鯉こく)を注文し、待つことしばし。

何となく勝手なイメージで、鯉こくというのは鯉と何かを和えた和風サラダのようなものを思い浮かべていたのですが、出てきたのが、巨大な味噌汁だったので驚きました。濃い目のあわせ味噌汁に鯉のぶつ切りが入っている料理です。

鯉の泥臭さを覚悟していたのですが、食べてみるとまったく臭みがなく、ほろほろと崩れる身の感触が楽しめました。女将さんの話によると、長年付き合いのある信頼できる養鯉池からしか仕入れないそうで、それが美味しい鯉のポイントとのこと。

定食なので小鉢も充実しており、ご飯はお代わりもできるとのこと。これで900円はお得だと思いました。

旅先の楽しみはやはり食事。長野県に旅行して、日常では味わえないものを試してみたいと思ったら、鯉こくを試してみてはいかがでしょうか。

食べログ
http://tabelog.com/nagano/A2001/A200101/20005290/

ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。