カンボジアってどんな所?
カンボジア旅行したそまちひろさんが、現地の様子を紹介します。

アンコール遺跡群を3日間でまわるプラン例・前編

2014/11/19

アンコール遺跡群は、現在のカンボジアの基礎となったクメール王朝の首都の遺跡です。主な建造物は10世紀から13世紀にかけて造られましたが、だいたい11世紀までに建てられたのがヒンドゥー教寺院、それ以降が仏教寺院と、そのときの王朝が信仰していた宗教によって、様式が変わっているのが面白いです。

なにせ遺跡の数が多く、範囲も広域に渡っているので、上手に見て回るためには事前の計画が欠かせません。そこで、わたしが実際に計画して回ったルートをご紹介したいと思います。

1日目:アンコール・ワットと東部遺跡群をレンタサイクルで

アンコール・ワット

3日間ともバイクタクシーを使っても良かったのですが、自分の足で遺跡を見て回れるという考えが気に入り、近場のアンコール・ワットと東部遺跡群についてはレンタサイクルで見てまわることにしました。

まず、シェムリアップのレンタサイクルショップで自転車を借りました。朝7時〜夕方5時まで借りて、7ドルほどだったと思います。(2010年6月当時)宿泊先によっては自転車を貸し出しているところもあると思います。

シェムリアップの町からアンコール・ワットの入り口までは、約7km。レンタサイクルだと30分ほどの距離です。アンコール・ワットから、木の根が絡まる寺院タ・プロームのある東部遺跡群までは4キロの距離です。

アンコール・ワット

距離的にはそんなに遠くもないのですが、わたしがアンコールワット観光をしたのは東南アジアが一番暑い6月。かんかん照りで大変な思いをしました。レンタサイクルを利用する場合は、時期を選ぶか、熱射病対策を完全にしてくださいね。

さて、暑さ以外では、シェムリアップからアンコール・ワットまでの道路はもちろん、遺跡間の道路もとてもよく整備され、快適なサイクリングでした。やはり気兼ねなく好きなタイミングで自転車を止め、好きなだけ遺跡を見ていられるというのはいいものです。休憩のタイミングが自分で決められるのも良かったです。

2、3日目については後篇に続きます。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。