アルゼンチンってどんな所?
「知らないと大損、アルゼンチンのブルーレート」「ビールとワインの街、サルタ」「アルゼンチンの物価感覚」「アルゼンチン国内の交通機関」などアルゼンチンについて紹介します。

イグアスの滝に行く前に知っておきたいこと

2016/09/09

運転手付チャーターカー

運転手付チャーターカー

アルゼンチンに行った目的のひとつが、世界3大瀑布のひとつ、イグアスの滝を見ることでした。南米旅行で最も楽しみにしていたスポットと言っても過言ではありません。

イグアスの滝にはアルゼンチンサイドとブラジルサイドがあり、アルゼンチンサイドの方が滝を間近に眺められて楽しいと聞いていたので、アルゼンチンサイドのみ訪問することにしました。

早朝にスタートすれば、公共交通機関を使ってアルゼンチンサイドとブラジルサイドどちらも訪れることが可能だそうです。ただ、どちらサイドもものすごく広い国立公園になっているので、1日で欲張って回ろうとすると、どちらも中途半端になるかもしれません。時間に余裕のある人は、2日間見て回る時間を作った方がいいと思います。

通常、日本人のブラジル入国にはビザが必要ですが、イグアスの滝観光目的で1日だけブラジル入国する場合ビザは不要、という何とも南米らしい緩い例外があります。パラグアイとアルゼンチン、ブラジルの3つの国境が隣接している国境地帯があり、その国境を行き来する際、イグアスの滝観光目的で1日だけの入国、と申請するそうです。

ただ、ビザなし入国には変わりないので、悪徳入国管理官に脅されて賄賂を請求された、というネット情報も見かけました。あまりないケースだとは思いますが、心配な人は、アルゼンチンサイドで運転手付チャーターカーを借りて、運転手と一緒にブラジルに入国するのがおススメです。チャーターカーは2013年9月当時で1日300ペソとのことでした。

アルゼンチンサイドのイグアスの滝国立公園入場料は、2013年9月当時で大人170ペソでした。これには公園内を走る移動用鉄道の乗車料も含まれています。その他のアトラクションは別料金になります。

気候的なことを言うと、南米では早春にあたる9月でも、日差しがかなり強く蒸し暑かったです。そうなると、南米の真夏にあたる日本の年末年始休みなどはもっと暑さが厳しいと思います。その時期にイグアスの滝を訪れる場合は、日焼け止め、帽子、水分補給など、十分な暑さ対策をするのがベターです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。