アルゼンチンってどんな所?
「知らないと大損、アルゼンチンのブルーレート」「ビールとワインの街、サルタ」「アルゼンチンの物価感覚」「アルゼンチン国内の交通機関」などアルゼンチンについて紹介します。

ブエノスアイレスで美食を楽しもう

2016/08/26

わたしが思うコスモポリス(国際都市)、それはホンモノのお寿司(巻き寿司ではなく)が食べられること。これには日本人なら誰でも賛成してくれるのではないでしょうか。さらに言うと、どんな国から来た人でも自分の国の美味しい料理が食べられること、ですね。

その基準から行くと、ブエノスアイレスは立派なコスモポリスです。長期間、生魚を使ったホンモノのお寿司に飢えていたわたしは、ブエノスアイレスで出会ったお寿司のあまりの美味しさに涙しました。

サンテルモのデフェンサ通りにある日本料理店、「SHOKUDO」では、ちゃんと寿司職人さんが握ってくれるお寿司が、良心的な価格で食べられます。お昼のランチセットが特にお得で、90ペソでお味噌汁、前菜、緑茶が付いた寿司盛りが楽しめるのです。魚の種類はサーモン、マグロ、それに白身が1種と多くはないのですが、十分新鮮で、何よりシャリが絶妙。しっとりしてちゃんと寿司酢が利いたシャリなんて、南米でここでしか食べたことがありません。

寿司職人さんが握ってくれるお寿司

海鮮繋がりだと、美味しいセビチェ(生の白身魚をレモンで〆た料理)が食べられるペルー料理店「Chan Chan」もお薦め。こちらはランチタイムは12時から16時、ディナーは20時からとなっているので、時間外に行ってがっかりしないよう注意。また、8時半に行くともう満席で入れない事態になっているので、8時ちょっとくらい前に行って並ぶくらいがベストです。

何を食べても美味しいですが、セビチェと白ワインを合わせて取ると絶品。お値段もセビチェが80ペソからと、良心的です。

美味しいセビチェ(生の白身魚をレモンで〆た料理)が食べられるペルー料理店

コスモポリスでは、もちろん中東料理も食べられます。ファッションピープルが集うパレルモにはアジア料理各種のお店が揃っているのですが、「サルキス」というファンシーな中東料理の有名店があります。まあつまり結構いいお値段がするのですが、フムスひとつとっても洗練されたお味。ブエノスアイレスには各所に中東料理があるので、食べたことがないという人はお手ごろなものから試してみるといいですね。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。