アルゼンチンってどんな所?
「知らないと大損、アルゼンチンのブルーレート」「ビールとワインの街、サルタ」「アルゼンチンの物価感覚」「アルゼンチン国内の交通機関」などアルゼンチンについて紹介します。

アルゼンチン国内の交通機関と使い方 その2

2016/08/09

アルゼンチンの交通機関について、さらに紹介していきます。

地下鉄

ブエノスアイレスには地下鉄があります。特に都心には何本もの路線が乗り入れているので、移動にとても便利です。初乗りは2014年2月時点の情報で、5アルゼンチンペソ(約65円)。ゾーンごとに料金が変わることはなく、どこまで乗っても改札を出ない限り一律料金なのが嬉しいです。

自動発券機はなく、窓口に並んで駅員さんからチケットを買うシステムです。すべての駅に自動改札機があります。チャージして使えるICカードもあるので、頻繁に地下鉄を利用する人はいちいち窓口に並ぶ必要がないので、こちらが便利。

路線にもよりますが、終電が23時頃と早いので、注意が必要です。

鉄道

アルゼンチンはかつて4万キロにも及ぶ路線を持つ鉄道大国でした。現在は規模縮小と人員削減の影響で、実際に旅客輸送に使われている路線は限られていますが、ブエノスアイレスと重要観光地を結ぶ路線もあります。

例えば、ブエノスアイレス〜コルドバ〜メンドーサを結ぶサン・マルティン線。人気路線なので、早めに予約しないと席が売り切れてしまいます。

また、パタゴニア地方への玄関口、バリロチェまで走るロカ線という路線もあります。

チケット予約は街中の旅行会社か、それぞれの路線の始発駅の発券オフィスで。

知っておきたいのは、これらの鉄道はバスよりも圧倒的に本数が少なく、料金も高めで、しかも時間がかかることです。鉄道に興味があって乗ってみたいという人にはおすすめですが、それ以外の人には不便な交通手段に思えるかもしれません。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。