私の生きるとは
生きるとは?…生きることについて、みんなの思いを紹介します。

生き残りにならないためにも

2015/04/03

私たちが日頃生活している中で、なかなか「生きる」ということに関して考える機会って乏しい様に思うのです。現代社会では日常的にストレスに追われ、「生きる」ということ自体に嫌悪感を感じ、 「逃げ出したい」「死にたい」「終わりにしたい」このようなネガティブな感情に焦点を当て、「生きる」事それ自体よりも、「生きる事の回避法」のようなものに迷い込んでいる人達を目にします。

ある日インターネットでこのような言葉を目にしました。"I wanna live not survive."どういう意味だか分かりますか?「生き延びるのではなく、生きたいの。」という意味です。すごく心にジンときた言葉です。

現代社会では、何とか必死に生き延びようとしている"Surviver" "サバイバー"が、とても多い様な気がします。生きる事それ自体が困難で、かつては持っていたはずの夢や目標まで見失ってしまう、生き延びる事だけに必死になっている様な人達が、残念ながら世界には沢山います。その多くの理由は、経済的な問題でしょう。

私は、現在アメリカ在住ですが、こちらにいると、とても多くの貧困者を見かけます。ですが、そんな彼らも日曜日には毎朝教会へ通い、神様への信仰と、愛と許しの実践をしているのでした。人を許すことは、愛する事以上に困難であったりします。嫌な事をされたら、その人を恨むのではなく、愛してみるのです。そうしたらきっと心の怒りが治まりますよ。

日曜日の教会でこんな言葉を耳にしました。" I am poor but I have a rich heart."「私は貧乏だけど、心だけはリッチなのよ。」そういっている彼らを見ると、何不自由無く生活している自分たちの方が、惨めで貧乏人に感じました。「生きる」ことは、まずありのままのご自身を受け入れる事だと思います。ご自身を否定してしまう程、人生で悲しい事はありません。あなたの味方はいつでも、あなた自身でなくてはいけませんし、あなたの敵も、あなた自身だと思うのです。「自分を大好きになる。」それが出来たら、人を愛する事も、そして誰かに愛される事に対しても自信が持てるのではないでしょうか。生き延びるのではなく、毎日の貴重な時間を、笑顔と愛情一杯に生きていきたいですね。

ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。